狐の嫁入り

20代エンジニアの雑記ブログです

Atcoder Beginners Contest151に参加しました。

今年の目標は、「ABCを欠席しない」ということで、今のところは誓いを守れています。(5回…! うち2回はunratedでした)

 

◎今回の結果

A問題とB問題の二完です。

C問題の壁がなかなか超えられないことが現状です。

ですが何度か参加して、レートはちょっとずつ上がっています。これはアルゴリズム力というよりも、参加回数補正のおかげでしょう。

 

f:id:youmizuno:20200112232641p:plain

ABC151

 

◎今回解けなかった問題

https://atcoder.jp/contests/abc151/tasks/abc151_c

 

数字と文字のペアの中から、ACとWAの数量をカウントしていく問題です。

「すでにACが出ていればカウントしない」ことや「WAはACが出た時点でペナルティとしてカウントする」と言った条件がつきます。この条件のところで私はこんがらがりました……

この問題を解決するポイントは、「すでにACが出たかどうか」をbool関数を使って保持しておくことでした。とても基本的な考え方だと思いますが、いざ問題を目にすると思いつけないみたいです……

 

今の私の実力としては、アルゴリズムやデータ構造と言ったことを学ぶ前の、「実行したい処理をどうやってプログラムに落とすか」という、計算機上での処理の仕方に慣れる前の段階です。

きっとプログラマの方が目にしたら「あ、この人はとても時間がかかるタイプの人だ」と判断されること間違いないでしょう……

 

自転車に乗れるようになる前の子供の状態なのかなと思っていて、大変悔しいですが、かなりレベルとしては低いところ。(私はたいていのことがそうなのですが……)

 

本来は、具体的にやることに落としてひとつひとつ潰していくのが理想ですが、そういうことを考える以前の状態にいると感じています。

今やることは、とにかく処理慣れすること、人が直感でさらっとこなしてしまうような部分を、手を動かして体に覚え込ませることです。

 

「こういうふうに学ぶ!」ということをもっと具体的に考え始められるレベルに、まずは到達したいと思っています。

 

Atcoderの提出状況を見ると(電子データが残るっていいですね……!)

学習し始めは「2019-11-17 16:55:37」でした。もう二ヶ月……!

 

なかなか学習が早いほうではありませんが、着実に一歩ずつ前進していきたいです。

 

ひとまずは、C問題を埋めまくろう、と思っています。今年中には茶色になれるといいなあ…

 

個人目標はAtcoderと小説。気長に続けていきます。

プロット分析『吉祥寺の朝比奈くん』

※ご注意

本記事はテーマとなる作品の内容を分析し、自身の創作に活かせる設定や考え方を抽出するものです。ネタバレ等ありますので読まれる際にはご注意ください。

記事の誤りの指摘やご意見等は歓迎します。

 

①タイトル・作者名

『吉祥寺の朝比奈くん』・永田永一

※私が最も尊敬する小説家です。

 

 

②ジャンル(『「SAVE THE CATの法則」で売れる小説を書く』を参考にしています)

<どうしてそんなことを?>

<相棒愛>

<人生の教訓>

 

③ページ数

p226-p.303 (78ページ)

※読みやすい短編小説です。

 

④テーマ

聖書の愛、不倫。

※不倫に関わる描写が作中で繰り返し現れます。

 

⑤登場人物

・朝比奈ヒナタ 主人公。既婚者の真山田野にアプローチする。過去にストーカーに遭う、居候させてもらうなどよく異性に言い寄られる。二十五歳。

・山田真野 カフェの店員。ある事件がきっかけで朝比奈と知り合いになる。

・山田遠野 真野の娘。三才。

・哲雄先輩 会社員。三十歳。一時期居候させてもらっていたことがある。

 

⑥あらすじ

(第一幕)

主人公の朝比奈は、カフェでのカップルの喧嘩をきっかけにカフェ店員の山田と知り合いになる。仲良くなる方法を見いだせない朝比奈だったが、ある日献血ルームで山田と偶然に会い、連絡先を交換するが、山田の左手の薬指には指輪が放っており、彼女は既婚者だった。

 

(第二幕)

しかし、朝比奈と山田は逢瀬を重ねて次第に親しくなっていく。自分のしていることが不倫だと自覚しながらも朝比奈は山田との距離を詰めていくが、演劇を見に行った帰り道、不倫の罪悪感に耐えられなくなった山田からもう止めにしようと言われてしまう。

朝比奈は哲夫先輩に相談し「しっかりやれ」とお金を渡される。後日、山田から家に泊めて欲しいと連絡が来る。夫とのいさかいがあり止むを得ないと聞き、朝比奈は山田を家に泊める。

 

(第三幕)

翌日、表口から外に出ようとした山田を朝比奈は引き止める。朝比奈と山田は、スターバックスで山田の夫と遭遇する。山田の夫とは、哲夫先輩だった。朝比奈は哲夫先輩にある計画が失敗したことを告げる。

朝比奈は、哲夫先輩から依頼され山田と不倫をしていたことを山田に明かす。山田を家に泊めた日の翌朝、裏口から山田を逃したのは、浮気の決定的な不倫の証拠を夫である哲夫先輩に抑えさせないためだった。朝比奈は代わりに哲夫先輩の浮気の証拠を抑え、哲夫先輩の計画は頓挫、山田は夫から慰謝料を受け取る手はずになった。

山田は四国へ帰ってしまう。けれど、将来再び一緒になる可能性が示唆される。

 

⑦エピソードの配分(全体の**%で示す)

p.226-p.231 (6ページ、約8%)

朝比奈。カップルの喧嘩に巻き込まれ怪我をしたことをきっかけに、山田と知り合う。

 

p.231-238 (13ページ、約17%)

朝比奈、献血ルームで山田と会いメールアドレスを交換するが、彼女は既婚者だった。

 

p.238-p.243 (17ページ、約22%)

朝比奈、哲夫先輩と飲み屋で不倫についての世間話をする。

 

p.243-p.253 (28ページ、約36%)

朝比奈、娘を連れた山田と井の頭恩寵公園をデートする。

 

p.253-p.256 (31ページ、約40%)

朝比奈、テレビで性交の有無が不倫による慰謝料が請求の鍵となることを知る。

 

p.256-p.262 (37ページ、約48%)

朝比奈、山田と吉祥寺界隈で会い、芝居に行く約束をする。

 

p.263-p.266  (41ページ、約53%)

朝比奈、風邪を引くが、病気を押して山田と演劇を見に行く。山田は夫への罪悪感から、もう会わないようにしようと提案する

 

p.267-p.268 (42ページ、約54%)

朝比奈、山田とうまくいかないことを哲夫先輩に相談する。飲み屋に女の子を連れてきたため話ができないまま別れる。

 

p.269-p.279 (54ページ、約70%)

夫と喧嘩した山田が、朝比奈の家に泊まる。

 

p.279-285 (60ページ、約77%)

朝比奈。玄関から出ていこうとする山田を引き止め、窓から逃がす。朝比奈は山田に「旦那さんが、僕らの関係をしっているというのは正しいです」と伝える。ここで、山田の夫が哲夫先輩であることが明かされる。

 

p.287-p.288 (63ページ、約81%)

朝比奈が哲夫先輩から、慰謝料の支払いを避けるため妻と不倫してほしいと依賴され承諾していたことが読者に明かされる。

 

p.289-p.297 (72ページ、約92%)

朝比奈、山田に事情をすべて説明する。その後、哲夫の不貞が明らかになり、山田は夫からの慰謝料を勝ち取れそうな状況であることが示唆される。

 

p.297-p.299 (74ページ、約95%)

朝比奈、山田と井の頭公園を散歩する。二人の関係はある程度修復されている。

 

p.299-p.304 (78ページ、100%)

朝比奈、自宅を訪ねてきた山田と抱擁し、四国に帰る彼女を見送る。

 

⑧三幕構成の主要ポイント

・導入

朝比奈、カフェと献血ルームで山田と出会う。

 

・プロットポイント①

朝比奈、山田が既婚者であることを打ち明けられる。。

 

・中盤

デートを繰り返し二人が仲を深めていく。同時に、哲夫先輩や不倫に関わるテーマもここで提示される。

 

・プロットポイント②

山田からもう会わないでおこうと告げられる。

 

・終盤

山田を家に止めるが、山田が浮気現場を抑えられそうになるところを助け、真相を明かす。

 

⑨書き手として参考にできる点

「罪悪感を感じながらも不倫関係を続ける二人」という話は大変ありふれたものですが、そこに「不倫工作」の話を裏で進め最後で明かすことで大きな驚きを与える構成になっています。

もし、自分の話が単調でありきたりだと感じたときには、その背後にもう一つ「別の話」をくっつけ、メインストーリーとの整合を取りながらプロットを練り直しててみるといいかもしれません。

読んでいるときには一つの話に見えますが、複数のプロットを巧みに進めることで、統一感を持たせながら深みのある、中身の詰まった感覚を読者に与えられるのでしょう。

 

⑩書き手として自作に取り入れられそうなギミック

「不倫させてみる」

「知り合いに不倫工作をお願いする」

「劇団員のお芝居を利用して読者を騙す」

 

⑪感想

恋愛ものを主軸にしながら、犯罪小説のプロットを組み合わせで読者の意表を突く構成となっているとても永田永一っぽい作品だと感じます。

一番絵的に盛り上がるのが最初の椅子をぶん投げるシーンですが、大げさなアクションのない後半部位で一番盛り上げてくる手腕はさすが……!

アイデア作りの強い味方になりそうな本を紹介します。

仕事で行き詰まることはよくあります。

 

私の場合で言えば、機械の壊れた原因がわからずに計画が立てられなかったり、小説の次の展開が考えつかなかったり、といったことです。

 

そういったとき、ぱっと見は解決策は無いように見えますが、一旦ブレイクを入れてみたり、他の人と話をしてみたら意外なところで道が開けることがあります。

 

こういったことは人が経験的に知っていることですが「どうしたらアイデアが出るか」について体系的にまとまっておらず、うんうん苦しみ、なぜかよくわからないけど最終的にうまくいった、ということがよくあると思います。

 

上で見たような「ブレイクを入れる」とか「人と話す」ということが、物事に新しい見方や情報を与えることで問題解決の糸口を与えることは、心理学実験でもよく確認されている事実のようです。

 

ノウハウがあればアイデアが出る、問題解決できる、と言ったものではありませんが、行き詰ったときの道具として、アイデア発想のための武器を手元においておくことは非常に有用です。

 

そういうわけで、行き詰まった時のヒントになりそうなアイデア本をまとめます。

 

イデアの作り方

 

言わずと知れたアイデア作りの名著。著者は広告業界出身で、彼にとってのアイデアは商品そのものだったようです。

この本を読んで、アイデアは無から生まれるものではなく、十分な情報を揃えてようやく出てくるものということを学びしました。また、その情報が統合されてうまく結論に至るまでのプロセスも丁寧に解説してくれています。

なぜそのノウハウを本にしてしまうのか? 著者にとって不利益でないのか? という疑問に、著者はこう答えます。

「わかったところでそれはとても困難だからだ」

ノウハウがわかっても、結論に至るまでの時間はどちらでも意外と変わらないのかもしれません。ただ。体系だった知識を持っておくと、打開策がない状況でもどっしりと構えていられるので、精神衛生的に有効かなと私は思っています。

 

 

イデア大全

 

私のアイデア関連本が、ほとんど読書猿さんおすすめ本なのは内緒です……

思いついたものを片っ端から書き出す「ノンストップライディング」。アイデアを書き溜め利用できるようにする「エジソンノート」(命名は著者)など、古今東西のアイデア発想技法が列挙されています。

行き詰まったときにこの本を広げ「この手法をちょっと試してみるか」と、すぐ試してみることができるのが魅力です。

 

 

創造性はどこから来るか

 

創造性についての過去の研究結果がまとめられた本。

上で書いた「ブレイクを入れる」といった経験知だったノウハウが、本当にアイデア発想に対して有意にプラスの影響を与えることが確認されています。

「アイデア発想にいいと言われていたあの行動は、実際に本当に効果があるんだ」ということ。

これは心強いことです。行き詰まった時、その行き詰まりを解消できる見込みをちょっとだけあげることができる方法は確実にあるということですから。

私はこの本を読んで「休んだり他の情報を入れたりして視点を変えることが大事だ」とか「何もしていない間も無意識下で情報の統合が進んでおり、解決にはちょっとずつ近づいている」と思い、手詰まり状況に対してどっしりと(以前よりは)構えられるようになりました。

 

と、いうことで、私が手元においている本はこの三冊です。

上でも書きましたが、行き詰った時に慌てない心の持ちようを与えてくれるという側面のほうが大きかったりもします笑。

 

ともかく、この記事を読んだどなたかかお役に立てれば幸いです。

研究室選びに失敗した私が後悔していること

こんばんは。

 

唐突ですが就活リクルーターになりました。

そういうわけで、公的な理由をつけて大学生とおしゃべりできる権限を得ることができてわくわくしています。早く大学に行って、ジェネレーションギャップを感じたい……

 

と、そこで思い出したのが研究室のこと。私の研究室は、毎年半分以上の学生が大学を辞めたり他の研究室に移ったりと、非常に人間環境の悪い場所でした。それも、地元ではそこそこ良いとされている大学なのに、です。

 

卒業してからも腹の立つことはたくさんありますが、就職してしまえば何もできません。今も、教授の怒声を浴びながら学生がラボ生活を送っていることを考えるとどうしてももやもやします。

 

と、いうことで、今回は研究室を選ぶにあたって、私が後悔していることをお話していきたいと思います。悪い研究室は撲滅してしまいたいのですが……そういう研究室に学生が集まらないようちょっと情報発信することが、今の私が思いつく唯一のことです。

 

その1

「過去三年間の配属人数と転属・退学人数を調べる」

その1、といいますが、私が後悔しているのはこの一点につきます。准教の先生も、博士・修士の先輩も優秀でいい人ばかりでしたが、教授がとんでもない人でした。自分の部屋で長時間の説教をしたり、研究の出来栄えが気に入らなければ何時間も研究室に居残らせたりと、一昔前のブラック企業を彷彿とさせる方でした。

そういうわけで、私が在学している間も精神的に追い詰められて研究室を出て行く人が毎年いました。毎年人が減っていくからには、何か理由があります。研究室訪問の際、毎年何人入って何人がいなくなっているか、具体的な数値で確認したほうが良いです。

辞めていく人があまりにも多い場合は、何か問題があると考えられます。

 

その2

「教授の人柄は、実際にラボに入るまでわからないものと心得る」

講義が面白いからと言って、その教授が必ずしもラボ運営に長けているとは限りません。また、論文数が多いからと言って質のいい研究をしているとは限りません。意味のない研究でも、教授のプレゼンや大学の権威で、意外と箔をつけて公表されてしまうものです。

研究室配属される前の学生は、教授にとって「お客様」です。

ラボに所属すると、急に理不尽な要求や叱責をしてくる人かもしれません。

私の場合は、学科の講義の中でこの教授の講義が一番面白かったのです……

後から思えば、私の研究室の教授は、知識や解析の能力でなく、声の質や態度と言った「演説」が凄く上手な人でした。私はそれを見抜けなかったのですね。

教授の第一印象で判断せず その1 で見たように、離職率(離ラボ率?)をしっかり見ておけばよかったなと思っています。

 

その3

「『この研究をしたい』でなく「この人達と研究室したい」で選ぶ」

学生さんにはちょっと反感を買うかもしれませんが、学生の興味は変遷していいものだと私は思っています。『これがやりたい』と決めて研究室を選ぶより「この人達とやりたい」を優先したほうが、長期的に見てプラスになります。

「これをやりたい!」と言って大学に入ってくる学生は稀だという前提の話ですが、学部・修士の研究は「良いテーマ」を得ることでなく、「いい先生と先輩」に出会うことです。そこから興味の幅を狭めていっても何も問題ありません。

 

 

おわりに

大学は学問探求の場ですが、大学四年間でそのテーマを見つけることのできる学生は稀です。凡人たる私のような人がそうなるためには、知見のある先生と先輩の下に着く必要があります。その上司に当たる人たちと仲良くやっていけるかどうかが、私は一番大切だと思っています。

学生の内は「テーマ」や「やりたいこと」に主眼を起きがちで、実際の研究環境(生活環境?)に目を向けない傾向があります。そのため、悪い環境に入ってしまって疑問を持たずにいる学生が後を断ちません(私の配属されたラボのような……)

確かに、並外れた成果を上げて教授の評価を得るように努力する、という道もあります。けれど、それはあまりにも大きな理想で、一万人に一人と実現できないものを追い求めさせられ、ギャンブルのコマのように使い捨てられてしまうリスクも大きいです。

私の主張は、大学の理想からは外れ、生活感のあるものです。理想に燃える学生さんにはなかなか受け入れられないかもしれません。

ですが、学究の前に安定した生活基盤あり、です。これは譲れません

 

大きな理想を掲げるのもそうですが、まずは、日常を過ごす環境はどうかという視点で、研究室を選んでみてはどうでしょうか?

「高校数学でわかる〜」とか「単位が取れる〜」シリーズは結構馬鹿にならない

大学時代(今も)私はわりと好奇心強めで、その割にそこまで理解力が高くないというあまりにも悲しい二律背反を背負っています。

 

ですが当時の私は自分は頭がいいと信じたかったので、難しそうな本ばかり読んでいました。ですが大学時代の尊敬できる先輩が「高校数学でわかる〜」シリーズで勉強しているのを見て、

「背伸びをせず自分の実力にあった方法を選ぶといいんだ」

とちょっと軽めの本にも手を出すようになりました。

 

私が初めて読んだのはこちら。

 

高校数学でわかるフーリエ解析

大学時代にはX線を扱っていて、スペクトル解析ではフーリエ変換したデータを取り扱っていたので、その基礎として読み始めた本。楽しく読めます。このシリーズを読んでから、新しいことを勉強するときはブルーバックスの本を進んで探しに行くようになりました。

 

後はこれ 

 

単位が取れる熱力学ノート

熱力学わからん……! 教科書めっちゃむずい……!

そうなっていた私にとてもわかりやすく熱力学を教えてくれた本。単位が取れるシリーズは、著者によっても結構色が違いますが、私は熱力が一番好きです。

 

 

 「高校数学で〜」と「単位が取れる〜」シリーズは結構馬鹿にならないので、入門編として最初に手にとって見るとその後の学習がとてもはかどります。

 今は仕事で流体を取り扱い初めたので、「高校生でわかる流体力学」とか、後は数値解析に絡めてベクトル解析の簡単な入門書があればいいなあと思っています。後は、時流に乗ってプログラミングとかソフト開発絡みとか。

 

大学の先生にしても会社の先輩にしても、彼らの仕事は決して教えることではないので、説明はわかりにくいしこっちの立場で教えてくれません。

 

なので、こういう優しい本(教師)を自ら見つけに行く努力が大学以降は必要になりそうですね……! 社会は厳しいことのほうが多いので。

持株会に入会するのは、そんなに悪いことじゃない

弊社の株価が低迷しています。

 

きっとこれ以上下がらないだろうと言う感じとか、優待とか、奨励金とかにつられて持株会に入りました。毎月2万円ずつ積み立てて、100株手に入ったところで拠出額を月1000円にしようとしています。

 

たかだがサラリーマン程度の資産で何を偉そうに、という感じもありますが、投資のセオリー的に言って、会社員の持株会はよくないとされます。なぜかというと、投資先が偏ってしまうからです。

 

会社員は、自分の時間という資産を自社に注ぎ込むことによって、少ないながら安定的な給与を得ています。最低でも一日の三分の一という資産を一つの会社に当てているのに、給与という残りの資産さえもそこに投資してしまうというのは、人生のポートフォリオのバランスがあまりにも悪いです。

 

私は今でもそう思っていますが、ただ、自社にそこそこ愛着があるのと、優待がもらえるくらいの株は持っててもいいかもしれないと思って、投資というよりも趣味といいますか、お遊び的な感じで拠出しています。

 

ただ、自社の株を持っていると、仕事をする上でもちょっとだけ視点が変わったことがあり、それがなかなかいい感じだったので、この記事では自社株をもったメリットについて書きます。

 

 

①社長よりも偉いという意識が持てる

これが一番大きいです。株式会社というのは、企業理念の実現という建前のもと、株主の利益のために動いています。社員としては下っ端でも、資本主義という巨大なテーブルの上では、我々は社長よりも偉くなれます。

ムカつく同僚も、無能な上司も、偉そうな執行役員も、皆が自分の配当のために働いていると思うと、少々楽しい気持ちで仕事ができます。

 

 

②自信を持って早く帰宅できる

自社の利益を最大化しようという意識を強く持てるので、無駄な人件費を発生させる残業はできるだけしないでおこうという気持ちになれます。

最近の私は、残業をするたびに「会社の効率的な利益取得を阻害している……!」と罪悪感にかられるようになりました。

 

残業圧力による罪悪感 < 無駄残業による罪悪感

 

という悪魔のような不等式が成り立ちまして、残業を強制的に削減させるきっかけになります。そういうわけで、持株会に入ってからの私は帰宅が早いです。

 実際、利益につながらない非効率な仕事に余計な人件費が投入されていると感じることがとても増えました。日本企業は、少なくとも弊社は、その気になればみんな定時で帰れるはずだと私は感じています。

 

 

③株主の視点から発言ができる

仕事を進める上で、部下の立場からしか発言できなかったところが、株主の視点からの提案ができるようになります。そうしますと、お金の使いみちでしたり、無駄な会議でしたり、そういうところに意識が向くようになり、立場が上の相手に対する遠慮が払拭されます。

 

 

と、いろいろと新しい視点をえることができました。

自分の利益のために会社が頑張ってくれているという事実が出来上がり、残業をしないモチベーションにもなります。心の余裕を持つための方法として、自社株を持つというのはなかなかいい手段です。

 

資産形成の手段としては悪手ですけれど、働く上での環境改善の手段としての+αは確かにありそうです。

 

そういうわけで、自分の利益のために社長と会社に働いてもらいたい方は、ぜひとも自社株を買ってみてはいかがでしょう。

打ち合わせを最速で終わらせるためのコツ

はじめに

業務を進める上で最も時間を無駄にすると言われる打ち合わせ。ネット界隈の人たちは、「大企業は糞」「独立しろ」などとよくいいますが、この社会が機能している限り、組織で働く人は必ず必要になってきます。そういう立場に置かれた我々は、そういう飛び道具的な成功を狙いつつも、現実の仕事を出来る限り効率的に片付けるための努力もしなければなりません。

 

無駄な会議は省く、出ない、というのも一つの手ですが、必要な場合も出てきます。

 

ブレストでアイデア出しをする時だったり、案のレビューであったり、またヘビーなもので行くと対応方法も結論も全く決まっていない緊急案件を関係部署合意しないといけなかったりと、いろいろあります。

 

私は、そこそこ大きくて意思決定が遅めな企業で3年間+αを過ごしてきました。また、OJTの先輩がコンサル感を出してくる人だったので、技術的な話に加えてマネジメント的な視点も得られたのはラッキーだったと思っています。

 

と、言うわけで、私が先輩から教わった、誰かが講座で聞いた、誰かがやっていた、打ち合わせを最短で終わらせるためのTIPSをまとめたいと思います。

 

①有力者を見極め、事前に合意を取る

理想の打ち合わせは、打ち合わせが始まる前にすでに結論が決まっています。会議に出向き、関係者の名前をメモし、ホワイトボードに「結論」と「合意」の二文字を書いた時点ですべて完了です、後は、合意した内容に沿って、計画通り各担当に動いてもらうことになります。

集団の意思決定において、参加者全員が同じだけの発言権、意思決定権を持っていることはまれです。大方の場合、周囲への影響力の多い人は限られています。打ち合わせに来ているのは、意思決定者の他、情報を取りに来ている人、勉強でついてきている新人さんだったりします。予め、自分の部署の先輩や他部署の同期に、誰の発言力が強い、誰がよくゴネるのかを事前にヒアリングし、うまく伝手を辿って事前に会話をしておきましょう。

 

②会議を始める前に「目的」を合意する

例えば、市場クレームで各部署の人間が集まったとして、各々言いたいことがたくさんあるはず。ある人は「対策方針」を決めたがっていたり、ある人は「損失の見積もり」を知りたがっていたり、ある人は「発生原因」を考えたがっていたりします。そうすると、参加者全員が全く別の方向を向いているばかりで、打ち合わせをしても結局個人で好きなことを勝手にやっているにすぎなくなってきます。

そういう状況を避けるため、「目的」を出来る限り完結に、出来る限り定量化できる基準で示しましょう。

例えば

「対策案を10個出し切る」とか

「現状調査の役割を割り振る」とか

「ゴールまでの計画を全員で合意する」とか

打ち合わせのゴールを明確に決めておきましょう。

 

 

③始める前に◎時☓分までに結論を合意する、と終了目標をはっきりと口に出して伝える

終わりの時間を参加者全員にはっきりと認識させることで、その時間までに終わらせよう、という意思を全員でます。……これはどっちかというとだめ押しかもしれません……ただ、目的が達成した後の雑談を抑える効果はなかなかある気がします。

 

④「やること」と「担当」と「対応期日」と「結果の受け取り手」議事録に残す

打ち合わせが終わった後、各々に振られたタスクを管理するためのものです。

例えば、☓☓について製造部門において調査→設計部門へ報告 12/10まで、等など

この際、「実行する部門」と「期日までに実行できたことを確認する部門」を明確にしておき、タスクが完了しているのか、途中なのか、放りっぱなしになっているのかが曖昧にならないようにします。

 

 

⑤時間内に決まらなかった出来事は、後回しにして次回に回す。別に時間を取る

一番時間が浪費されるのは「目的」が曖昧になった会議です。情報過多、状況が変わった、といった場合、すぐその場で打ち合わせの目的を明確にできればいいのですが、難しい場合が多いかと思います。そういうときは、

打ち合わせの中で新しい事実が出てきたりした場合、多くの人が持論を述べたりし始めて会議が発散しがちです。こういった場合は、出来る限り問題を細かく分割し、別の機会に回すことをおすすめします。

 

 

終わりに

以上、打ち合わせを出来る限り速く終わらせるためのコツを書いてきました。

打ち合わせというのは、基本的には意思の統一のためのものであって、打ち合わせをしている間には仕事は止まっています。

組織やチームは非効率な部分もありますが、実際は、大きな仕事を最短で完了するための人の力を一つに結集するためのものです。例えば、大きなプラント、一台の自動車の試作……一人では途方もない時間がかかりそうな事例でも、組織のあちこちから人を集め、役割を分担して進捗することで短い時間で物事を達成することができます。

会社員がなぜかディスられる昨今ですが、何か大きなものを限られた時間で作ったり、成し遂げたりしようと思ったら、組織の力でレバレッジを効かせることは不可欠です。その組織の力を出来る限り有効に使うための一つの武器として、「打ち合わせ」を出来る限り有意義に、かつ出来る限り仕事の負荷が少なくなるように、うまく使っていきたいと私は常に思っています。