小説の続きが書けない理由
いろいろ思い当たるのはこんなところです。
ひとまず、原因に名前をつけましょう。
①書くものがない
そもそも、料理するにしても材料がないというパターン。物語を構成するものは「人物」と「アクション」であり、アクションの元には必ずバックグラウンド「登場人物の人となり」が存在します。
必ずしも事件やイベントでなく、例えばその人物がどんな人か(性別、友達の名前、嫌いなこと、今の悩み等など分解していけばいくらでもあります)がよくわかっていない。
⇨対処:
主人公の悩みや屈託を最初に考えましょう。
そうすると、ひとまず解決する課題ができるので、物語を転がすきっかけになります。主人公の行動や書きたい場面に合わせ、適宜人物や背景を追加していくといいと思います。
②書き方がわからない
頭のなかに人物の具体的な姿があり、終わりまでの道筋も見えている。だけどどうやっていいかわからない。そんな人がいるとするなら、物語のフレームワークを使ってみるのがいいと思います。
⇨映画脚本の本を読んだり、小説講座に通ってみたりして、書くための手続きを習いましょう。
イマジネーションがあれば、後はフレームに乗っ取り書くだけです。
ストーリーのフレームワークは映画脚本の本を参考にすると手っ取り早い気がします。
③恥ずかしい
これはある意味一番の敵
⇨自分を馬鹿にする人の顔を具体的に思い浮かべて紙に書き、ゴミ箱に捨ててみる。
ふわっとした悩みには、こういう一見スピリチュアルな手法が効力を発揮することもあります。
描けない原因としては、
①材料の不足
②技術の不足
③心理的な抵抗
の三つがあるかと思います。
自分がなぜ書けないか? と悩んだとき、その原因はこの三つのうちどれに近いだろう? と考えると、意外とヒントになるかもしれません。