全くアイデアが出ないときは、ペンを咥えて鏡を見るといいのかも
不機嫌なときや不幸なとき、私たちは直感のきらめきを失ってしまう(ファスト&スロー 第5章 認知容易性――慣れ親しんだものが好き より)
機嫌のいいときは、直感のきらめきが手に入るということです。
2009年の論文で、人間の感情(普通、楽しい、悲しい)によって、物事のつながりを見出す精度がどの程度影響を受けるか調べた研究があります
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/12930470
原著論文もありました。
検査前に楽しいことを考えると、ある単語間のつながりの有無を直感的に判断できる指標(直感指数)が通常の被験者に対し二倍になります。
しかし、悲しいことを考えた場合には、つながりを直感できなくなってしまうようです。
アイデアというのは、異質なものの間の共有点を探し、組み合わせることで出来上がってきます。
十分な材料を集め、さあ統合してアイデアを作るぞ! という段になったときは、かなしい気分でいると全くうまくいかないということが示されます。
楽しい気分でいたほうが、物事の共通項目を「直感」しやすくなる。程度で言うと、普通の気分でいるときのの二倍。
しかも、作業前に楽しいことを考えるだけでいい……!これは便利なチップスです。
ここまでわかっていれば、後は楽しい気分になる方法を考えるだけです。
リラックスしてお笑いの動画見てみるとかですが、私のオススメは、
「ペンを咥えて鏡を見る」
ことです。
なんでかといいますと、記事のインパクトが大きくて楽しそうだなと思ったからです笑
人の心と体は文字通り密接につながっていまして、笑顔になれば自然と楽しい気分になります(これにもいろいろな研究結果があるようです)。
まず、ペンを咥えて笑顔を作ることで、無理やり楽しい気分になります。
そしてペンを咥えた自分の姿を鏡で見て、吹き出すと同時に咥えたペンを落としてしまうところまでが一セットです。
ペンを拾ってデスクに戻ったとき、ちょっとは愉快な気持ちになれているんじゃないでしょうか?
そういうわけで、あまり知人には言えませんが、私も小説のアイデア出しとかをするときには、そんな感じのことをやってみよう思っています。
参照元の本はこっちの記事で紹介しています(ファスト&スローを日常に役立てる系の記事、第一弾です)
いいアイデアが出るといいですね(他人事)
では