45歳早期退職者募集の全社通達を見て、終身雇用は本当に終わったんだとやっと気がついた
キリンの早期退職募集のニュースが話題を読んでいますが、きっとこのニュースは社員のリークです。
スクープ、とありましたね。
手元にキャッシュがあるうちに「先行で解雇」を行って投資原資を稼ごうという意図があると上記記事で紹介されています。
企業名は言えないのですが、私の会社(KIRINと同じくらいの知名度はあります)でも、全社の通達で「45歳の早期退職募集」の案内が回ってきました。私はまだ三十にならないくらいの二十代ですが、周囲でもザワついてる人があまりにも少なくて、自分の会社ののんきさにちょっと驚いていたりします。
終身雇用の崩壊はなんとなく感じていましたけれど、こうやって書面として会社から発行されてようやく実感が湧いてきました。(まだ湧いてない人もいるみたいですけど……)
ちなみにこの通達「お前辞めろよ」と来るわけではありません。建前は「45歳以上の社員の新しい活躍の場を提供する」という、あたかもその人の今後の社会生活を前向きに支えるぜ! という文言と一緒に、割増退職金付きの就労支援をする体になっているわけです。まあ、辞めろよ、なんて会社がおおっぴらに言えるわけないですけど、やっぱり、ううーん、とうなりたい気持ちになります。
私の会社では、そういう感じの通達が数ヶ月前には来ていました。その時から「これはニュースになるだろ……」と思っていたら、予想外のところからスクープが来て、やっぱりなと思っています。キリンの早期退職募集も、結構前にはもう社内で出回っていたんでしょうね。
キリンにかぎらず、記事の中では寝耳に水みたいな書かれたかたをしていたアサヒやサッポロ、なんなら、他業種でもそうです。
敏い人はとっくにわかっていたことかもしれませんけれど、この記事にあるよりもずっと、早期離職の促進政策は進んでいます。
じゃあどうするか? というところに踏み込んでもいいんですけれど、なんとなく読み手の溜飲を下げて、解決にはなってないけれど満足させて商品を買わせるアフィリエイターチックな感じのことをするのもあれなので、これからも私は悩みますとだけ宣言して記事をたたみたいと思います。
どうしよっかな、これからも人生結構長いんだけど。