狐の嫁入り

小説創作ブログ! のつもりでしたが、なんかだいぶ違う気がします……

ぱらぱらと降ってくるこなさなくてもいい仕事を、勇気を持って放置する

会社員をやっていると、制度やルール的には処理することが求められるけれど、やらなくても誰も困らない仕事というのが存在する。

 

大変抽象的な話ですけれど、例えばすでに候補が決まった塗料の中の中に「君も何か検討して入れてみなよ」というベテラン社員の何気ない親切に本気になってしまうとか、「そう言えばそこの寸法出てるか測定できてないよな」→加工器具の精度的にできていそうだけれど、たしかに測定担当者に部品を渡さないと数値としては出てこない何かがあったりする。

 

こういう仕事をサボっても会社の損失にはならない。あるとすれば、一緒に働く人の「親切」や「鋭い気づき」や「せっかくの提案」あたりを否定することにつながり、効率性よりもむしろ人の信頼をそこなう。例えば、「こいつはたったこれだけのこともこなせないのか」みたいな。

そういう印象を人に与えてしまうのかなあ……と思いつつ、時には理屈を持ってやらない宣言をし、どうしても無理そうなときは勇気を持って放置したほうが、残業時間もヘリ余計な人経費もなくなり、ひいては会社全体が幸せになれるんじゃないか。それとも、だらしのない会社として、ガバナンス不良が蔓延する悪い組織への入り口なんだろうか。

 

前者であることを思いつつ、私は勇気を持って放置しようと思います。