「高校数学でわかる〜」とか「単位が取れる〜」シリーズは結構馬鹿にならない
大学時代(今も)私はわりと好奇心強めで、その割にそこまで理解力が高くないというあまりにも悲しい二律背反を背負っています。
ですが当時の私は自分は頭がいいと信じたかったので、難しそうな本ばかり読んでいました。ですが大学時代の尊敬できる先輩が「高校数学でわかる〜」シリーズで勉強しているのを見て、
「背伸びをせず自分の実力にあった方法を選ぶといいんだ」
とちょっと軽めの本にも手を出すようになりました。
私が初めて読んだのはこちら。
高校数学でわかるフーリエ解析
大学時代にはX線を扱っていて、スペクトル解析ではフーリエ変換したデータを取り扱っていたので、その基礎として読み始めた本。楽しく読めます。このシリーズを読んでから、新しいことを勉強するときはブルーバックスの本を進んで探しに行くようになりました。
後はこれ
単位が取れる熱力学ノート
熱力学わからん……! 教科書めっちゃむずい……!
そうなっていた私にとてもわかりやすく熱力学を教えてくれた本。単位が取れるシリーズは、著者によっても結構色が違いますが、私は熱力が一番好きです。
「高校数学で〜」と「単位が取れる〜」シリーズは結構馬鹿にならないので、入門編として最初に手にとって見るとその後の学習がとてもはかどります。
今は仕事で流体を取り扱い初めたので、「高校生でわかる流体力学」とか、後は数値解析に絡めてベクトル解析の簡単な入門書があればいいなあと思っています。後は、時流に乗ってプログラミングとかソフト開発絡みとか。
大学の先生にしても会社の先輩にしても、彼らの仕事は決して教えることではないので、説明はわかりにくいしこっちの立場で教えてくれません。
なので、こういう優しい本(教師)を自ら見つけに行く努力が大学以降は必要になりそうですね……! 社会は厳しいことのほうが多いので。