キツネ村への最適なアクセス方法を考えたい
こんにちは、ミズノです。
今年2018年5月のGW、私はキツネのモフモフを写真に収めるために宮城県まで出かけました。
↓詳細はこちら。
当初は公共交通機関で行くつもりだったのですが、友人に
「車中泊でいけばいい」
という素敵な提案を受けそれに乗っかることにしました。
浜松→宮城までは約600km
往復で1200km。普通なら車で行く距離ではありません。
一往復には10時間程度かかり、ずっと座っていたにも関わらず、目的地に到着した時には、まるで長距離のマラソンを走り切った時のような謎の達成感がありました。道中ではさまざまな思いが心中に去来し、ただ安全に目的地にたどり着こうという謎の執念のみが私を突き動かしました。その間、いろいろと思うことがあったので、備忘録兼ねて書いていこうと思います。
①静岡県は死ぬほど横に長い
ルートは、静岡→神奈川→東京→埼玉→群馬→栃木→宮城(ゴール)
と7県をまたいていますが、その全行程の1/3を静岡が占めているのです。
「ここどこだ? 富士? そろそろ神奈川やろ?」
と、思ってからの静岡が死ぬほど長かったです。心が折れかけた最初の難関です。
朦朧とする意識の中で撮影した富士川ICからの夜景はブレブレでした。
②Amazon Musicは心強い味方
露骨な誘導が始まったと思われる向きもあるかもしれませんが、これは私の感じた率直な思いであります。スマートフォンと車のスピーカーを接続して、Alexaにリクエストを出すと。いろいろと勝手に流してくれます。
なぜか今更ドはマリした「けいおん!」のマイナー曲を死ぬほどリフレインしていました。
「冬の日」とか、「Our Magic」とか、「Unmei wa Endless」とか、「いちばんいっぱい」とか、「Girls in Wonderland」とかいいよね!
すさんだ心にはまっすぐで純粋な歌詞が良く響くようです。
③新幹線のほうが安かった?
◎普通車での往復金額
・高速代12,830円×2 (ETC無いので通常料金……)
・ガソリン代 5600×2 (15km/Lと過程)
・・・総計 36,860円
◎新幹線での往復金額
・新幹線16,730円×2
・タクシー代 3500円 (白石蔵王⇔キツネ村)片道15km
・・・総計40,460円
4,000円ほど車のほうが安かったようです。
ただし、所要時間が全然違います。
◎所要時間
・車…10時間
・電車…4時間
当然二倍以上違いますので、着いてからの疲労感がまるで違います。さらに、
◎その他雑費
往復1200km走った後、車のタイヤはボロボロで、交換をしています。
・16,000円×4 = 72,000円
これを車の維持費に含めるか、それとも旅にかかった費用に含めるかで計算がかなり変わってきますが……私の車の走行距離は30,000kmくらい(中古のデミオです)なので、÷30すればいいでしょうか。
・72,000÷30=2400円
◎まとめ
・差額は1600円車のほうが安い (ETCをつければ5000円くらい安くなる)
・時間は6時間電車のほうが早い
運転に要した労力も含めると、観光目的でかつ一人で行くのであれば、新幹線が一番よさそうです。社会人にとっての1600円~5000円はほぼ誤差。
ただし、車のメリットはそこではありません。複数人で行けば、乗せれば乗せただけ費用と労力を分担できます。片や電車は、人が増えれば増えるほど総額が増えます。
◎結論
・キツネ村への最適なアクセス方法は新幹線とタクシーです!
今回のケースでは、いろいろな意味で、新幹線のほうが安かったと結論します。
④それでも得たことはある
・ひどいネタを手に入れました。
・運転技術は確実に向上しました
・次からは迷いなく新幹線を使えます
・友人を集めて長距離ドライブする輩がたくさんいる理由が明確になりました(単純に安い&道中楽しい)
以上、ざざっと思ったところを書いていきました。
非常にしんどい経験でしたが、死ぬほど記憶に残る旅となりました。バイク乗りの友人も「地獄のツーリング」ほど記憶に残ると言っていました。それが身に染みてよくわかった次第です。
いろいろ細かい部分をすっ飛ばして結論だけ書くならば、私の気づいたことはこういうことです。
・一人旅なら電車がいい
・複数人なら車がいい
当たり前すぎる結論かもですが、身に染みてよくよくわかりました……
多分友人の「車中泊で行け」っていうのは、そのまま受け取ってはいけない言葉だったんだと思います。彼はきっとこう言っていたんです。
「(何人か友達を誘って)車中泊で行け」
と。
その彼は、長期休暇のたびに、複数人で長距離旅行に出かけている人です。なので、新幹線を使う理由がわからなかったのです。
そういうことに、数日間の独走の果てにやっと気づきましたとさ。
終わりです。