狐の嫁入り

小説創作ブログ! のつもりでしたが、なんかだいぶ違う気がします……

「ニューロマンサー」を読みました。

ニューロマンサー」を読みました(ネタバレします)。

 

きっかけ

英語の先生とSFの話をして「ニューロマンサー」と「動物農場」がおすすめだ!

と言われたためです。特にニューロマンサーはコンピュータギークのバイブルのような話で日本を舞台にしていてとても興味深い、とのことです。早口の英語はやけに説得力があって、授業の終わりに買って帰りました。

 

感想

ドライブ感のある文体とぐいぐい話が進んでいく感覚を味わいました。普段文学っぽいものばかり読んでいる私には新鮮でした。

マルドゥック・スクランブル」を思い出します。サイバーパンク小説はこういうスタイルで書くんですね。

どこか投げやりな会話、未来の機械が説明もなしに出てきてがんがん活躍して、読んでいる人は「???」となりながらなんとか筋を追っていく、という感じ。

私も「読んだ」といいつつ最後の四分の一あたりはななめ読みというレベルでないひどい飛ばし読みをしていました。

想像力の限りを尽くして架空の世界を作り上げる小説で、創作意欲が刺激されるような気が若干します。

千葉が話の中心になっていますが、千葉よりも名古屋のほうがSFの題材としてはいい感じかも、と思ったりしていました。ちょっと野暮ったくて雑なところとか、メカメカしい会社がいっぱいあるところとか。

まだ消化不良な部分もあるので、機を見てまた読み返したいです。まずは、ウィキペディアで新出単語の意味を確認するところからスタートです。