狐の嫁入り

小説創作ブログ! のつもりでしたが、なんかだいぶ違う気がします……

時差出勤を始めてよかったこと

コロナウイルスによる猛威が収束に向かいつつある(ということになっている)今、最初は面食らった時差出勤やテレワークという働き方にもすっかり慣れてきました。

 

「テレワーク」のほうが働き方に与えるインパクトが大きそう、と感じていましたが、今思うと「時差出勤」のおかげでものすごく仕事がはかどっていると感じます。

このまま新しい生活様式が当たり前になる前に、自身の振り返りも兼ねて、時差出勤を始めて(と、いうか無理やり始めさせられて)、良かったや気がついたことを書いていきます。

 

ちなみに私は5:00〜14:00で時差出勤をしていました。今はちょっと緩んで7:00出勤をしています。

 

①周りに人がいないから仕事が捗る

なにげに、これが一番大きかったりします。周りに人が歩いていたり、喋ってたりするのは気になります。近くを上司や仕事関係者が通りかかったときなんかは、めんどくさい何かが告げられるんじゃないかとそれだけでストレスになります。

ただ喋ったり相談しながら仕事したい人には逆にストレスなのかも。「朝早く来たほうが仕事が捗る!」の究極系を体験しました。

 

②17:30になる前に普通に帰れる

意外とバカにできないのがこれ。弊社もフレックス勤務になっていますが、定時前に帰ることは定時退社デーや週末を除けばまれです。17:30まで残っていないといけないルールがあるわけではありませんが、人間が社会性の動物であることを鑑みればこの不合理な状況にも多少は説明がつくでしょうか。

午後から突然現れる人がいる一方、入れ替わりで帰っていく人がいる、みたいな状況が当たり前になりました。意味はないけど伝統的に存在していた謎の制約が薄れて、我々は労働からやや自由になれました。

 

③メールやチャット連絡が普通になった

伝統的な日系メーカーが声高に叫ぶ「三現主義」がぶっ壊れていく感じが私には痛快

でした。ただ、手を動かさないと成り立たないといけない職場もたくさんあるので、「職種によって働き方に自由度の差がある」ことが可視化されたのがちょっと残酷だったかもと感じます。

 

④会議が減った

時差出勤のため、というよりも集団感染防止のためですが、これがとてもいいです。こういう伝統儀式抜きで会社が成立してくれることを私は望んでいますが、COVID19収束に伴って復活の機運を見せているのがなんだかなあという気持ちです。

 

⑤仕事後の活動時間が増えた

(気がする)を語尾につけたほうが良かったかもしれません。ただ、早く起きたにも関わらず結局寝る時間はあまり変わっていなくて、睡眠時間を削るブーストをかけていただけなので体調面では良くない感じがしています。

 

 

こんなところでしょうか。

組織というものは理屈で成り立つものでなく、人々の幻想が作る形のないなにかです。そこには人々が長い時間をかけて築き上げ、そして盲信してきた「伝統」が存在します。その「伝統」を違う視点から冷静に眺めるきっかけができ、そうして社会の行動様式が変容していくさまをリアルに体験できたのはとても貴重な経験でした。

でした、と過去形にしていますが、これからもどうなるかわかりません(というのがコロナからの学びですね)。

私としては、社会の構成員たる我々が気分良く行きていけるようになるきっかけとして利用していければなあ、という壮大なことを思ってみたりしています。