狐の嫁入り

小説創作ブログ! のつもりでしたが、なんかだいぶ違う気がします……

2024年以降のドル円相場の推移:分析と展望(Deep Searchの結果を貼り付け)

経済要因

米国経済は依然堅調で、2024年の実質GDP成長率は+2%台半ば、2025年も+1~2%程度と潜在成長率並みの拡大が見込まれています​

失業率は歴史的低水準にあり、個人消費も底堅く推移しているため、景気後退を回避した「ソフトランディング」が可能との見方もあります​

一方、日本経済は成長率こそ緩やかながらも回復基調を維持する見通しです。日本銀行の予測では、2024年度の実質GDP成長率は+0.6%、2025年度は+1.0%程度と潜在成長率をわずかに上回る成長を見込んでいます​

日本では企業収益の高水準維持を背景に賃上げが進みつつあり、これが消費を下支えしています​

物価動向については、米国の消費者物価指数(CPI)上昇率はピークアウトして低下傾向にあるものの依然目標(2%)を上回り、直近のコアPCE物価指数は+2.8%程度と粘着的なインフレが残存しています​

日本の消費者物価は生鮮食品とエネルギーを除くコアCPIで**+2%前後**と目標並みですが​

為替レートやエネルギー価格次第では上下に振れ得る状況です。

このような日米経済の差異は為替にも影響を与えます。米国の堅調な景気と高インフレは金融引き締め圧力を通じてドルを支える一方、日本の物価上振れと景気回復は金融緩和縮小を促し円高要因となります。輸出など交易面でも、日本では輸出増加と貿易収支の改善が進みつつあり、輸出拡大と経常黒字の増加は中長期的な円買い材料と指摘されています​

実際、日本の貿易収支改善や経常黒字の拡大は円の下支え要因となり得ます​

総じて、米国経済が減速し日本経済が底堅さを保てば、経済ファンダメンタルズ面では徐々に円高圧力が高まる展開が予想されます。

金融政策

ドル円相場を左右する最大の要因は日米の金融政策スタンスです。米連邦準備制度理事会FRB)は2022~2023年にかけて急激な利上げを行い政策金利を5%台後半まで引き上げましたが、2024年以降は利上げ停止から利下げ局面への転換が視野に入っています。市場では2024年中に四半期ごとに25bp程度の利下げが数回行われ、2025年にも断続的な利下げが続くとの予測もあります​

実際、FRBは2024年末にかけて合計0.75%程度の利下げを実施し始めるとの見通しが報じられています​

ただしインフレが目標を上回る間は高金利政策を長めに維持する可能性も高く、利下げのペースは緩やかになるとの指摘もあります​

2024年12月のFOMCでは0.25%の利下げを実施する一方、**翌年以降の利下げ見通しを下方修正(2025年の利下げ回数見通しを従来の半分に縮小)**しており、市場は想定より長い米高金利継続を意識しました​

 

一方、日銀は超金融緩和からの転換点を迎えつつあります。2024年3月に日銀は約8年続いたマイナス金利政策を終了し、政策金利を-0.1%から+0.1%程度へ引き上げました

さらに同年7月の会合では金利0.25%程度まで引き上げ、2008年以来の高水準にまで正常化しています​

これは市場予想(0.1%据え置き)を上回る利上げ幅となり、日銀が徐々に金融政策の正常化に踏み出したことを示しています​

今後も日銀は経済・物価情勢次第で段階的に利上げを継続する方針を示唆しており​

市場では2025年末までに合計0.75%の利上げ(政策金利を1.0%程度へ引き上げ)を達成するとの観測もあります​

例えばINGでは、日銀が2025年に1月・5月・10月に利上げを実施し、政策金利が最終的に1.0%に達すると予想しています​

 

このようにFRBは緩和方向、日銀は引き締め方向へ向かうとみられるため、中長期的には日米金利差の縮小が進む見込みです。為替相場ではこの金利差が極めて重要であり、金利差が縮小すればドル安・円高、拡大すればドル高・円安要因となるのが一般的です​

過去2年間(2021~2023年)にドル高・円安が大きく進行した背景には、米金利の急上昇と日本の超低金利据え置きで日米金利差が拡大したことがありました​

今後はこのトレンドが逆転し、金利低下と日銀利上げによる金利差縮小が円高圧力となる展開が予想されます​

ただし、金融政策当局者のスタンス次第ではそのタイミングや程度が左右される点に注意が必要です。仮に日銀が想定よりもハト派姿勢を続け利上げが遅れた場合、あるいはFRBがインフレ懸念から高金利を長期化させた場合には、金利差縮小が先延ばしとなり円高基調の顕在化も遅れる可能性があります。

市場動向(テクニカル分析

ドル円相場のチャートを振り返ると、2021年から現在に至るまで一貫したドル高・円安トレンドが続いています。2020年末には1ドル=103円前後だった為替レートが、2022年には150円台まで急騰し、その後も高止まりする状況が続きました。直近では2023年後半から2024年前半にかけて150円台半ばまでドル高・円安が進む場面があり、この水準が当面の上値抵抗線レジスタンス)として意識されています。特に155~160円付近は過去数十年で見ても極めて円安が進行した領域であり、日本当局が為替介入を行った水準でもあります。実際、2023年には当局が円買いドル売り介入で約1000億ドル規模を投入したとされる水準(158~160円近辺)であり​

このゾーンでは日銀・財務省による円安阻止の圧力(口先介入や実弾介入)が強まるリスクがあります。

一方、下値のメド(サポート)としては140円前後の水準が注目されています。ドル円相場は2021年以降強い上昇トレンドを維持していますが、2024年に入り一時調整局面で1ドル=141円前後まで円高が進みました

この水準は、2011年の最安値75円から2024年の高値161円(※)までの上昇幅に対する23.6%のフィボナッチ・リトレースメントに相当する約141.5円に近く、チャート上重要な節目と見られます​

実際8月上旬に141円台後半まで調整した際にはこの水準で下げ止まっており、直近では140円台前半が強いサポートとして意識されている状況です​

仮にこの140円前後のサポートを明確に割り込むと、2011年から続く長期ドル高トレンドの下限ラインを下抜けることになり、テクニカル的にはさらなる円高(ドル安)トレンド転換を示唆しうるため注意が必要です​

 

今後のチャート展開としては、上方向には前述の155〜160円が強力な上値抵抗帯となり、ここを超えるには日米金利差拡大など新たな円安材料が必要でしょう。下方向には140円前後の節目を維持できるかが焦点となり、割り込めば135円台、130円台といった水準が次のターゲットとなってきます。市場参加者は日米金融政策の行方を睨みつつ、テクニカルな重要水準での攻防を意識した取引を行うと見られ、チャート上の主要なサポート・レジスタンス付近では攻防が激しくなる展開が予想されます。

(※注記: 2024年7月にかけて市場では一時1ドル=160円台まで円安が進行したとの試算があります​

ただし実勢レートとして一般に認識されている直近高値は2022年10月及び2023年10月頃の約152円前後です。いずれにせよ155~160円帯は極めて強い円安水準として警戒されています。)

リスク要因

ドル円の先行きを考える上で、経済・金融以外の様々なリスク要因にも注意が必要です。以下に主要なリスク要因を挙げます。

  • 地政学リスク: ウクライナ情勢の緊迫化や中東不安定化、さらには台湾海峡を巡る米中対立など世界的な地政学リスクの高まりはリスク回避の動きを促し、安全通貨とされる円が買われやすくなります

    実際、世界的な政治・経済の不確実性が高まる局面では投資家がリスク資産から資金を引き揚げ、比較的安全な円やスイスフランに資金をシフトさせる傾向があります​

    このため予期せぬ地政学ショックが発生した場合、ドル円は急激な円高方向(ドル安)に触れるリスクがあります。

  • 国際貿易摩擦: 米国と中国の対立激化や、米国新政権による保護主義的な通商政策も為替変動要因です。例えば米国大統領選後の政権交代に伴い関税引き上げや通商交渉の変化が起これば、市場心理が悪化して円高要因となる可能性があります​

    実際に日銀の上田総裁も、2025年に発足する可能性がある米新政権の経済政策(例: トランプ政権の関税方針など)の不透明さが先行きの不確実性となっていると指摘しています​

    貿易摩擦が激化すれば日本の輸出産業への懸念から円安要因ともなり得ますが、世界景気の減速を通じたリスク回避の円買いが勝る展開も考えられるでしょう。

  • 金融市場のボラティリティ: 株式市場や債券市場の急変動もドル円に影響します。米国株式市場が急落する局面ではリスク回避の動きから円が買われやすくリーマンショック時や2020年初頭のパンデミック時には急激な円高が発生しました​

    逆に米金利の急上昇で米債券が売られるような局面では、金利差拡大期待から一時的にドル高・円安が進行する可能性もあります。いずれにせよ市場のボラティリティ拡大は為替変動を増幅させるリスクがあり、想定外の相場急変に注意が必要です​

  • 金融政策の不確実性: 中央銀行の政策判断が市場予想と乖離した場合も、大きく相場が振れるリスクがあります。例えば日銀が予想外に利上げを見送った場合には円売りが加速してドル円が160円近くまで急騰するリスクが指摘されていますし、逆に想定より早い利上げ実施となれば150円を割り込み140円前後まで急落する可能性も取り沙汰されています​

    また米FRBについても、インフレ再燃で利下げが遅れればドル高要因、景気急減速で想定以上の利下げを行えばドル安要因となり得ます。中央銀行要人の発言一つで相場が乱高下する局面もあり、政策動向に関わる不透明感自体が為替の変動要因となります。

  • 為替介入と当局の姿勢: 円安・円高が急激に進行した場合、日本当局(財務省・日銀)が市場介入や警告を発するリスクも常に存在します。特に急激な円安進行時には当局がドル売り・円買い介入で対応する可能性が高く、過去には1ドル=150円を超えた水準で実際に大規模介入が行われました

    市場では当局のラインと見られる水準(例えば155~160円付近)に近づくと介入警戒感から円買いが優勢になる傾向があります。一方、急激な円高局面では輸出企業への影響を懸念した当局者から口先介入的な発言が出る可能性があります。いずれにせよ、政府・中央銀行による為替安定化措置のリスクは常に織り込んでおく必要があります。

専門家の予測

金融機関やアナリストは2024年以降のドル円相場について様々な予測を発表しています。総じて、日米金利差の縮小による中長期的な円高基調を見込む向きが多いものの、そのスピードや程度について見解は分かれています。以下に主な予測例を挙げます。

こうした海外金融機関の強気な円高予想がある一方で、足元の市場では円高への動きはやや緩慢との指摘もあります。実際には2023年後半から2024年前半にかけて円安圧力が根強く、これら予測ほど急速には円高が進んでいない状況です。ただ、中長期的な方向性として主要機関はいずれも今後1~2年での円高基調にはおおむね同意しており、その程度に差がある状態と言えます。

日本の機関投資家や調査機関も、おおむね今後の緩やかな円高トレンドを予想しています。例えばみずほリサーチ&テクノロジーでは、日米金利差の縮小を背景に2025年度末にはドル円が130円台半ばまで円高が進行するとの見通しを示しています​

これは今後数年かけて段階的に円高基調が進むシナリオです。また三菱UFJ銀行の為替見通しでも、米国の利下げと日本の利上げの組み合わせがドル円の下押し圧力となると指摘されており​

金融政策格差の縮小により徐々に円高方向へ向かうとの予測がなされています。もっとも、専門家の間でも**「円高基調ではあるが急激な円高にはならない」という穏やかなシナリオと、金利差縮小が加速すれば予想以上の円高もあり得る」というシナリオがあり、意見が完全に一致しているわけではありません。市場コンセンサスとしては2024年は徐々に円高へ、2025年以降は130円前後を目指す**イメージが共有されつつありますが、その過程で一時的な逆風(円安方向への揺り戻し)が起こる可能性も織り込まれています。

まとめと展望

以上の分析を踏まえると、2024年以降のドル円相場は徐々に円高・ドル安方向へシフトしていく可能性が高いと考えられます。主因は日米の経済環境変化に伴う金融政策スタンスの逆転であり、金利低下×日銀利上げによる金利差縮小がゆっくりと進行すれば、中長期的にドル高・円安の流れにブレーキがかかるでしょう​

経済ファンダメンタルズ面でも、日本のインフレ定着と賃上げによる構造的円安圧力の後退、貿易収支の改善など円を下支えする材料が増えつつあります。一方で、短期的には政策変更のタイミングずれや市場の思惑により相場が上下に振れやすい局面が続くと予想されます。特に2024年前半は米利下げ開始時期や日銀の追加利上げ時期を見極めたい市場参加者が多く、150円前後のレンジで神経質な値動きが続く可能性があります。

リスク要因にも注意が必要で、予期せぬ事態が起これば一時的に急激な円高進行(リスクオフの円買い)や円安進行が生じるリスクがあります。地政学リスクや米国政治動向など不確実性は尽きず、為替相場もそれに応じて変動性が高まるでしょう​

しかし、日本当局も極端な変動には介入も辞さない姿勢を示しており、ある程度の歯止めも期待できます​

総じて、2024年はドル円の方向転換(円安トレンドの転換)を探る年となり、2025年以降にかけて緩やかな円高基調が定着していくシナリオが有力視されます​

もっとも相場は生き物であり、予測通りに動かないことも多いため、経済指標や政策発表に注視しつつ柔軟に対応していくことが求められるでしょう。

参考文献・出典: 本分析は最新の経済指標、日米中央銀行の声明、および金融機関のレポートに基づいています​

特に三井住友DSアセットマネジメントの市川レポート​

やみずほリサーチ&テクノロジーズの経済見通し​

海外金融機関の為替見通しレポート​

等を参照し、2024年以降のドル円見通しを総合的に評価しました。以上を踏まえ、今後のドル円相場を見極める上では、経済情勢と金融政策の動向に加え、リスク要因や市場テクニカルにも目配りした総合的な判断が重要となります。

タンパク質の取れるおいしい間食まとめ

タンパク質ブームを感じています。

チョコバーのパッケージに、ヨーグルトの容器に、機能性食品に、タンパク質の含有量が表示されていることが多いな、いつからか思い始めました。

youtubeの動画でも「糖質を減らしてタンパク質を取れ」という情報を発信しているものが多くなってきたと感じます。

これも一過性のブームなのも、と思いますが、痩筋肉量が少ない私はちょっと惹かれるところがあって、ちょっとずつ糖質を抑えてタンパク質の量を増やす、みたいなことをしています。

個人の好みもありますが、チョコレートをむしゃむしゃ食べるよりはちょっとましな間食を選ぶようになりました。その中で、めちゃくちゃ気に入った商品がいくつかあったので、備忘録も兼ねてここに書いておこうと思います。

 

ちなみに、一日の推奨摂取量は(自分の体重g) だそうです。ちなみに、この動画を見て記事を書いています。

www.youtube.com

卵十二個は普通に無理です……

 

①ゆで卵

一匹の生物を構成するだけの栄養素の詰まった食べ物が強くないわけがない! というぼんやりした印象から食べ始めました。塩と胡椒で食べると意外とおいしいです。

でも脂質が多いのはあまりよろしくないようです。

 

ブロッコリー

食べ方は卵と同じで、まとめて茹でるだけです。野菜は食物繊維とビタミンを含むものと思っていましたが、大豆やブロッコリーは豊富なタンパク質を含んでいるそうです。リングフィットアドベンチャーに出てきたのを見て、ちょっとびっくりした知識のひとつです。

冷凍野菜をまとめ買いして茹でるのが楽です。マヨネーズをつけるといくらでも食べられる感じがします。

 

③ナッツ(大容量)

間食で思わずチョコレートに手を出してしまいそうな時、これとキシリトールガムで乗り切っています。私はコストコで1 kg入を買いました。

(大容量)というのがポイントで、どれだけ食べても食べきれず、眺めているだけでちょっと食べるのが嫌になるのがいい感じです。

が、こっちも脂質が多いのがあまりよろしくないよう。

  

ザバスプロテイン(ココア味)

私がこの記事を書こうと思ったきっかけです。

本物のココアと区別がつかないくらいおいしいです……!本物のココアよりも溶けやすい分、こっちのほうが優れているんじゃないかとさえ感じます。

大学時代からバニラ味を飲んでいたのですが、もう清涼飲料水なのでは? と思えるくらいの味から、こっちに鞍替えしました。

本当にびっくりすると思うので、一度試してほしいです。

 

一本満足バー

某CMがめちゃくちゃ印象に残っています。

チョコレートというよりも、穀物やらドライフルーツやらをミックスした栄養バーで、どういうお菓子に分類していいのかがぱっと思いつかない不思議な食べ物です。味付けはチョコレートテイストで、中にはホワイトチョコやヨーグルトがあったりします。私は板チョコの代替としてこいつを食べています。

 

ブラックサンダー(プロテイン5g)

会社の購買で見かけたお菓子。ブラックサンダーはその強いブランド故にいろいろな派生商品がありますが、タンパク質含有バージョンもありました。

この商品を見て、タンパク質ブームが来ていたらしいことを強く感じました。味は普通にチョコレートで、アーモンドの歯ごたえがいい感じのものです。私が良く買うタンパク質入りバーの一つです。

 

ギリシャヨーグルト

ライバロリというyoutuberの方が動画の中で言及していたヨーグルト。ライザップのトレーナーが「コンビニにあるものの中でこれ以外食うな」と発言されていたそうです。なんだかやけに記憶に残って、近くのコンビニで買って食べてみました。

普通のヨーグルトと違って少し硬いです。味にはいくつか種類があり、ブルーベリー、いちご、バニラ……となんとなくプロテインを思わせます。

普通のヨーグルトが食べられる人なら、きっとこっちも食べられると思います。味に種類があるのも大きなポイントの一つです。

 

 

思いつくだけ上げてみました。もっと他に良さそうなものがあれば追記していきたいと思います!

2020年に読んで面白かった本ベスト10

googleのお医者さんの記事に影響されて、やけに勉強熱心になった2020年でした。それツイッターで見かけた「30歳以降の1年は秒で過ぎる」という言説に恐れを覚えて、ひとつひとつの体験を大切にしよう、みたいなことをぼんやりと考えました。ネット情報に影響されすぎですね……

ともかく、何かしてみようと考えまして、ひとまず、日記と読んだ本の記録を始めることにしました。昨年の11月頃から初め、1年くらい過ぎて今に至ります。

たった1年のことですが、過去の自分をあとになって振り返るのは、なかなか面白い経験です。

 

と、ここからが本題ですが、せっかく日記をつけたので、年末の振り返りをしてみたいと思っています。テーマは

 

「今年読んで面白かった本ベスト10」

 

です。

 

ただし、「私が2020年に読んだ本」であって、2020年に出版されたものとは限りません。

ジャンルはばらばらなので、小説だったり科学読み物だったり、教科書だったりします。

上のものほど人におすすめしたいもの。下に行くほど私の趣味、という並びになっています。

 

 

1 三体

 

今年一番心に残った本、と言われたら、迷いなくこのシリーズ「三体」を選びます。原子より小さな微粒子から始まる第一作、そして宇宙の終焉で幕を閉じる第三作まで、読み進めるたびに加速度的に面白くなっていく凄いSF小説です。

全三巻「三体」「暗黒森林」「死神永生」とありますが、日本語訳はまだ二巻までしか翻訳されていません。私は待ちきれずに三巻の英訳を買ってしまいましたが、日本語訳の発売が今から楽しみです。

私が読んだ小説の中で、時間的にも空間的にも最大級の規模を扱った小説です。中国の想像力恐るべし、と感じました。

ネットフリックスで映画にもなるそうです。

 

 

2 流星と流星群

SF小説を書こうと思いたち、資料として流星のメカニズムを知りたいと思って購入した本です。が、想像していたよりもずっと夢中で読んでいました。

こんなに素敵で物語性に飛んだ本だったとは……と、硬派な表紙からは想像できない内容でした。

長年天体観測に続けてきた著者による流星の解説本です。

著者の観測体験、流星の謎に迫る歴史敬意、流星についてどこまで明らかになっているか、といった好奇心を満たす項目が丁寧にまとめられています。

有名な流星群について、その発生日時や発見の来歴も書かれており、この本を読んだあとは星空を見上げるのが楽しくなりそうです。

科学的な内容もそうですが、天体観測に向かう人々と、そのわくわくした様子を描写する著者の視線には、とても良い小説のような読み味を感じました。勉強のつもりで買った本でしたが、ここまで夢中になれたのはとても運が良かったです。

 

 

3 巴里マカロンの謎

 

米澤穂信ファンなので。シリーズのものの中では古典部シリーズが気に入っていましたが、この一冊のおかげで小市民シリーズにも関心が湧きました。今回は短編集です。私のお気に入りは、「伯林揚げパンの謎」で、みんなで辛い揚げパンを食べるシーンがとても印象に残っています。謎解きについては言うまでもなく、期待を裏切らない冴えた展開とオチを用意してくれています。

 

 

4 星を継ぐもの

 

三体が面白かったので、その影響でSFを読み始めました。月で発見された宇宙服の正体を暴くミステリちっくな話ですが、著者の考える架空の宇宙世界に夢中になりました。

もしも人類が本当にこんなふうに誕生していたら、と思うとロマンを掻き立てられます。あまりにも衝撃的な結末だったので、その詳細をここに記すことはできませんが、とにかく凄いです(語彙力……)。

 

 

5 スキンケアの科学

肌のかゆみで悩んでいたので(突然話の調子が変わります……)、その対策のために皮膚について詳しくなろうと思い買った本。安易な対処方法やノウハウを述べるのでなく、皮膚科学の視点から、皮膚の構造と機能を解説してくれます。よくわからずにサプリや薬に手を出すよりも、こういった事実や実験結果を下敷きにした知識を持っていたほうが、より効果的に自分を守ることができそうだと感じています。

著者によると、皮膚の表面は退化した細胞が積層したごく薄い「角層」に覆われています。角層は水分を保持し自身のなめらかさを保持することで、細菌や異物の侵入から体を守り、かつ体からの水分蒸発を防ぐ機能を持っています。そのあたりの詳細を述べた上で、その機能を健全に保ち、健康な肌を保つためにどうすればいいのかアドバイスをしてくれます。

お肌の手入れに関心がある方(それと、皮膚お手入れアイテムの科学的効果に疑問のある方)には、読んで損のない本です。

 

 

 

6 僕の心のヤバいやつ

楽しいマンガです。地味な少年が美少女と仲良くなるお話、というある特定の属性の人々の願望を文字通り絵に書いたようなマンガという方もいるかもしれませんが、それは宣伝を悪く取っただけに過ぎません。

主人公の願望充足に走ることなく、少しずつ変化していく人物の心の動きを丁寧に書いているところがとてもいいと感じます。定期更新されていて無料で読めるので、気負うことなく楽しめます。来年2月には三巻が出るそうで、私はぜひとも買いたいと思っています。

話の内容は全く違うのですが、たまこラブストーリーも面白かったなあ……ということを読みながら思い返すマンガです。

 

 

7 ハガキ職人タカギ!

競プロ小説を書こうと思い、そのプロットの参考になりそうな小説を探していて見つけた小説。主人公は「ラジオの深夜コーナーの投稿に打ち込む少年」です。

そんなマニアックな題材を扱った小説ですが、ユーモラスな語り口、主人公の成長、そして友情、挑戦……と、思わず登場人物を応援したくなる不思議な魅力に満ちています。こういうのを読むと、どんな題材を取っても、書き手の力量次第で魅力的な話にできるんだということを改めて確認させられます。

某新人賞講座の先生が褒めていたので、新人賞講座の指導に沿ったお手本的な小説なのかも、ということがあるのが若干不満だったりします。(小説講座でデビューするような人は、講座に出なくてもきっと世に出ていっただろう教の信者なので)とはいえ、この小説の存在を知ったのは、その紹介を読んだからなのでなんとも言えない気持ちです。

 

  

8 涼宮ハルヒの直感

もう次作が出ることはないだろうと思っていた涼宮ハルヒシリーズがようやく出ました……

SFチックな要素は少なく、ミステリものです。メインストーリーには全く触れられていませんが「鶴屋さんの挑戦」は、文章謎解き&鶴屋さんの楽しいキャラのおかげでさくさく読めます。短い話とは言え、最後の最後で二転、三転と状況が急変する展開に驚きっぱなしでした。

次巻も期待せずに待っています。

 

 

9 文学少女対数学少女 

 

文学少女」といいつつ、ミステリ小説書き×数学天才少女のお話です。ちょうど私が数学をかじり始めたこともあって「連続体仮説」や「鳩の巣原理」などなど、数学のあれこれを絡めたミステリーが新鮮でした。

ミステリーとしては、王道というよりも、メタ的な楽しみ方をする部分が多い小説です。驚きは少ないかもですが、キャラ設定と題材があまりにもツボでした。

 

 

 

10 道具としてのフーリエ解析

最後にまた毛色が変わります。よく名前を聞くフーリエ解析ですが、普通の教科書は理論的な側面や式の導出、数学的厳密性に重きをおいていて、なかなか理解するのが難しいです。しかし、この本は厳密性でなく、イメージに訴えながら、最終的には高速フーリエ変換をどうやってやるかというところまで解説してくれます。

競プロのFFT問題のために買った本ですが、フーリエ級数フーリエ変換、離散フーリエ変換高速フーリエ変換……と、フーリエ解析にまつわる有名どころを浅く広くカバーしてくれているおかげで、今後役に立つことがありそうです。

肝心の競プロのコードは、読み解くことも難しくてなかなか手が出せていませんが……あのあたりの問題を解ける人は本当にすごいです。

 

 

最後に

SFと科学書を多く読んだ一年でした。三体と競プロ、それと仕事で流体周りの数学を勉強し始めたことが影響しています。

来年は何をしようか、今年のうちにぼんやり考えていきたいと思います。

 

ところで、ところどころ「SF小説を書こうと」「競プロ小説を書こうと」などといった記述がありますが、なんだかんだ言って書いていません。

すばるに応募できるようなのも仕上げたいですが(間に合うか……?)。読むのは楽しいですが、やっぱり書くのは大変です。それはそれで、楽しい側面もありますが。

 

今年は一作だけ、別に気に入っていた短編をもとに200枚の長編小説を書いて野性時代に送ってみましたが、一次落ちでした……

書評がもらえることを期待して、電撃にでも送ってみようかなと思っています。

 

ChromebookにLinuxを入れて「hello world!」をしました。

競プロではpaizaのオンラインコンパイラを使っていましたが、ローカルで作業できる環境もほしいなとぼんやり思っていました。

 

何から手を付けていいのかはよくわかっていませんが……ひとまず手元にあるChromebookLinuxを入れてみました。

ChoromebookでLinuxがサポートされているのは業界ではわりと有名(?)な話のようです。

 

コンソールにコマンドを打ち込んで操作していく感じが楽しい……!

python3をダウンロードすると、一緒にC++コンパイラもついてくるみたいです。実は、自分のパソコンでコンパイルしてhello worldするのはこれが初めてです。

 

f:id:youmizuno:20200626201959p:plain

 

まだオンラインコンパイラを使ったほうが作業は早いですが、ちょっとずつLinuxも使っていこうと思います。

でも、今日のくじかつはひとまずpaizaコンパイラかなという感じです……

 

「Others Sum」という問題を思いつきました。

【問題】

下記の条件を満たす未知の正数X i (i = 1, 2, 3……n)を、出力せよ。

条件:

①正整数 S i (i = 1, 2, 3, ……n)が入力として与えられ

S i = X 1 + X 2 + X 3 + …+ X j + … + X n (j = 1, 2, 3, ……n,  j ≠ i)

② n > 2

 

 

【サンプル】

入力:

n = 3

 S = {5, 4, 3} 

 

出力:

A = {1, 2, 3}

 

 

書いてみたものの、フォーマットの整え方と出題環境を整えたいです……

時差出勤を始めてよかったこと

コロナウイルスによる猛威が収束に向かいつつある(ということになっている)今、最初は面食らった時差出勤やテレワークという働き方にもすっかり慣れてきました。

 

「テレワーク」のほうが働き方に与えるインパクトが大きそう、と感じていましたが、今思うと「時差出勤」のおかげでものすごく仕事がはかどっていると感じます。

このまま新しい生活様式が当たり前になる前に、自身の振り返りも兼ねて、時差出勤を始めて(と、いうか無理やり始めさせられて)、良かったや気がついたことを書いていきます。

 

ちなみに私は5:00〜14:00で時差出勤をしていました。今はちょっと緩んで7:00出勤をしています。

 

①周りに人がいないから仕事が捗る

なにげに、これが一番大きかったりします。周りに人が歩いていたり、喋ってたりするのは気になります。近くを上司や仕事関係者が通りかかったときなんかは、めんどくさい何かが告げられるんじゃないかとそれだけでストレスになります。

ただ喋ったり相談しながら仕事したい人には逆にストレスなのかも。「朝早く来たほうが仕事が捗る!」の究極系を体験しました。

 

②17:30になる前に普通に帰れる

意外とバカにできないのがこれ。弊社もフレックス勤務になっていますが、定時前に帰ることは定時退社デーや週末を除けばまれです。17:30まで残っていないといけないルールがあるわけではありませんが、人間が社会性の動物であることを鑑みればこの不合理な状況にも多少は説明がつくでしょうか。

午後から突然現れる人がいる一方、入れ替わりで帰っていく人がいる、みたいな状況が当たり前になりました。意味はないけど伝統的に存在していた謎の制約が薄れて、我々は労働からやや自由になれました。

 

③メールやチャット連絡が普通になった

伝統的な日系メーカーが声高に叫ぶ「三現主義」がぶっ壊れていく感じが私には痛快

でした。ただ、手を動かさないと成り立たないといけない職場もたくさんあるので、「職種によって働き方に自由度の差がある」ことが可視化されたのがちょっと残酷だったかもと感じます。

 

④会議が減った

時差出勤のため、というよりも集団感染防止のためですが、これがとてもいいです。こういう伝統儀式抜きで会社が成立してくれることを私は望んでいますが、COVID19収束に伴って復活の機運を見せているのがなんだかなあという気持ちです。

 

⑤仕事後の活動時間が増えた

(気がする)を語尾につけたほうが良かったかもしれません。ただ、早く起きたにも関わらず結局寝る時間はあまり変わっていなくて、睡眠時間を削るブーストをかけていただけなので体調面では良くない感じがしています。

 

 

こんなところでしょうか。

組織というものは理屈で成り立つものでなく、人々の幻想が作る形のないなにかです。そこには人々が長い時間をかけて築き上げ、そして盲信してきた「伝統」が存在します。その「伝統」を違う視点から冷静に眺めるきっかけができ、そうして社会の行動様式が変容していくさまをリアルに体験できたのはとても貴重な経験でした。

でした、と過去形にしていますが、これからもどうなるかわかりません(というのがコロナからの学びですね)。

私としては、社会の構成員たる我々が気分良く行きていけるようになるきっかけとして利用していければなあ、という壮大なことを思ってみたりしています。

オイラーディスクを回しました。

「美しき物理学bot」で見て気になっていたオイラーディスクを回してみました。

どんどん回転速度が上がっていき、あるところで突然止まる不思議な円盤です。Toysmith社製のおもちゃで、アマゾンだと6000円くらいで購入できます。

 

はてなには動画が乗せられないようなので、youtubeでチャンネル開設をしてしまいました。まさかのオイラーディスクでyoutuberデビュー…!

2分くらいの動画です。ものすごく癖になります。

 

www.youtube.com

 

オイラー」の名前を冠しているものの、オイラーの発明ではなさそうです。商標登録TMのマークがついているので、この会社が開発して販売している商品ということなのかなと思っています。特許詳しくないのがちょっと怖い……

 

持ってみると意外と重い。今のところ取扱説明書からわかっている情報はこんな感じです。

 

材質:鉄

表面処理:クロムメッキ

直径:3インチ ≒ 76.2 ミリ

厚さ:1/2インチ≒12.7ミリ

 

また、台座には鏡面仕上げされた金属(鉄?)が使われています。ディスクとの接触面の隅Rや面粗度は、回転挙動に大きな影響がありそうです。

 

下記パラメータや寸法が回転挙動に与える影響にもちょっと興味があります。

 

ディスク側:

・隅R

・面粗度

 

台座側:

・面粗度

 

その他:

・初速度

・ディスクの初期の傾き角

 

このあたりのパラメータを振って、止まるまでの時間や周波数変化をうまく制御できると面白そうです。実は論文があったりする……?

もしかしたらいつか調査記事を上げるかもしれません(上げないかもしれません)。