狐の嫁入り

小説創作ブログ! のつもりでしたが、なんかだいぶ違う気がします……

ぱらぱらと降ってくるこなさなくてもいい仕事を、勇気を持って放置する

会社員をやっていると、制度やルール的には処理することが求められるけれど、やらなくても誰も困らない仕事というのが存在する。

 

大変抽象的な話ですけれど、例えばすでに候補が決まった塗料の中の中に「君も何か検討して入れてみなよ」というベテラン社員の何気ない親切に本気になってしまうとか、「そう言えばそこの寸法出てるか測定できてないよな」→加工器具の精度的にできていそうだけれど、たしかに測定担当者に部品を渡さないと数値としては出てこない何かがあったりする。

 

こういう仕事をサボっても会社の損失にはならない。あるとすれば、一緒に働く人の「親切」や「鋭い気づき」や「せっかくの提案」あたりを否定することにつながり、効率性よりもむしろ人の信頼をそこなう。例えば、「こいつはたったこれだけのこともこなせないのか」みたいな。

そういう印象を人に与えてしまうのかなあ……と思いつつ、時には理屈を持ってやらない宣言をし、どうしても無理そうなときは勇気を持って放置したほうが、残業時間もヘリ余計な人経費もなくなり、ひいては会社全体が幸せになれるんじゃないか。それとも、だらしのない会社として、ガバナンス不良が蔓延する悪い組織への入り口なんだろうか。

 

前者であることを思いつつ、私は勇気を持って放置しようと思います。

小説の新刊を単行本で買うということ

私はささやかな楽しみは好きな作家の小説を単行本で買うことである。

 

読みたいだけなら文庫で買えばいいし、なんなら映画なんかは地上波で放送されるのを待っていたりさえする(人が多い場所に行きたくないというのも若干ある)

 

文庫がだいたい700円くらいに対し、1700円くらいする単行本のプラス1000円分はいったいなんなのか。今日とて、「Iの悲劇」を手に取りつつ、普通に文庫化するまでまてばええやんと自分ながらに思っていた。

 

文庫になる前に先行して読める分のプラスだという向きもあるけれど、私の場合は小説家とか出版社へのリスペクトと言いますか、いわば彼らの持っているブランドに対して料金を支払わされてるんだろうなあと感じる。電子書籍隆盛の時代とは言え、有名出版社の新刊ということで、きっと面白いし値段に負けない内容だろうという信頼感があるんだろうし、そういう伝統の前にひざまずいての+1000円。ファンは弱い。握手会でCDを買うちょっと前のドルオタと変わるところは少しもない。後、ホストに貢ぐ女の人とか……それはちょっと違うか。

 

命をつなぐために必要ないものに支出するのはやっぱり貴族の道楽っぽいよなあと思いつつ、そういうゆとりのある自分というのを、わざわざ高い金を払って買うことで確認したいのかもな、とも思っている。

 

収納スペース的にもコスパ的にも、どう考えても文庫or文庫の電子書籍版のがいいのに、まだ単行本なんて買っていたりする。自分も、じわじわと古い人間になりつつあるんかなあ。

 

ちなみに、文庫ではなく単行本を買う理由を人に説明する時、私は「お布施」ということにしている。実際的な意味はほとんどないけれど、自分の気持ちをなんとかするために支払うものだからだ。

 

よくわかんないけど、これからもきっと支出しつづけるんだろうなあ

英会話教室に通い始めたおかげで、パーキンソン病の祖母を救う手段が見つかったかもしれない

少し長い記事になるかもしれません。

 

 

パーキンソンはこんな病気です。

www.irs.jp

リンクを踏むのが面倒くさい方に説明しますと、手足が震え、お箸を持ったり歩いたりする動作がおぼつかなくなり、日常生活に支障がでるような病気です。私の祖母も手が震え、一人で買い物にも行けない状況。毎週、車を持っている叔父(結婚して子どももいて三交代で働いている)が車で買い物に連れて行っています。

 

かなり以前から症状はあったのですが、一番ひどかったのが最近で、祖父が亡くなった時です。とてつもないストレスのためと思いますが、本当にひどい症状が出て告別式どころではなかったのが見ていて辛かったのを覚えています。医者に行っても良くならず(と祖母は思っている)、為す術もなくそのままにしている現状でした。

 

と、ここで全く話が変わるのですが、三ヶ月ほど前から私は英会話教室に通い始めました。なぜかというと、英語をよく使う部署に移動になったからです。

先生はカナダの出身で、入れ墨スキンヘッド大柄、力強い顎髭に青い目、というかなり強そうな西洋人です。レッスンもなおざりに映画やサーフィンについて語りだす自由すぎる人で教育効果に疑問はありますが、ネイティブの話っぷりを効くだけでもまあ意味はあるだろうと私は通い続けており、彼はある日こんなことをいい始めました。

 

マリファナは素晴らしい薬だ。タバコのほうがずっと危ない。日本はおかしい」

すでにカナダでは解禁され常用されており、もっと危ないタバコをやめているとのこと。このあたりはまたちょっと面白い話なので別に語るとして、私が衝撃を受けたのが、その時に見せてもらった動画です。

 

マリファナはパーキンソンとてんかんに効くんだ」

これです。

www.youtube.com

BEFOREの動画では、体が震えて歩くのもおぼつかない様子です。

けれど、マリファナから抽出したCBDという成分を一滴摂取しただけで震えも収まり落ち着いているのがわかります。

 

けれど日本ではマリファナは違法です。祖母をカナダまで連れて行って試してみるのもどうか…と考えたのですが、更に詳しく聞いてみると、どうやら、CBDオイルは日本でも合法らしいのです(詳細は調査中)。

実際、国内で販売している会社もあるようです。

healthytokyo.com

 

 

この会社でCBDオイルを買って試したら、パーキンソン病に苦しむ祖母を助けられるかもしれません。

ただし、これは知り合いの海外投資家の方から伺った話なのですが、中にはTHC(日本では違法とされている成分)が混じっているオイルがあること、また薬効のないパチもんを高値で掴まされる可能性もあるようで、購入前には慎重に調べる必要があります。

簡単に検索したところだと、10mlで1万円くらい。もしも品質が担保されて効果もあるなら安い買い物です。

 

 

まさか、英会話教室に通い始めたおかげでパーキンソン病の緩和方法にたどり着ける可能性が開けるとは予想もしていませんでした。これがセレンディビティか……

新しい場所や人間関係にあえて自分を突っ込んでいくと、こうやって以外なものが見つかるかもと、面白い教訓が得られました。

 

ちなみにアマゾンには売っていないようです。現在調査継続中のため、うまくいったらまたお話しようと思います。

通信料5000円でも払い過ぎ。スマートフォンは凄く安くなっています。

携帯キャリアの見直しに行ってきました。

 

ausoftbank、Ymobile、UQ楽天モバイルを見てきましたが、最安は

 

楽天モバイルの1500円

 

でした。今の自分は、機種代+通信料+故障保証をあわせて5700円を支払っていますが、それでも支払いすぎでした。スマートフォン、すごく安くなります。とても驚きました。各社見積もりを取りましたが。楽天の1480円が最安値です。

 

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通信料は2GBまで。ただし、容量を超えても低速モードで使い放題です。店員さんから説明を受けましたが、メールのやりとりやブラウジング、動画を見るくらいなら快適に使える速度とのこと。

最近の私は少々スマホ依存気味なので、自制する意味も込めて2GB上限にする予定でしたが……

ともかく、ちょっと手続きして通信キャリアを変えるだけで月の手取りが+4000円。凄い。

 

しかも、プランに不満があっても違約金が0円なので乗り換えも簡単です。これからもっと安いプランが登場してくる可能性もありますので、各社のプランを定期的にチェックしていこうかと思います。楽天モバイルの新プランも気になりますし。

 

ただし通信会社株への投資はちょっと様子見です。

通信料の価格競争が始まると携帯キャリアの収益も減ってしまうので、今後の株主還元方針が変わる可能性もあるかなと思っています。KDDIに投資したいと思っていたんですけれど……(優待狙い)。

 

通信料プランと通信キャリアの業績は、今後も継続的に見ていこうと思います。

 

かなり役立つ発見でした。

45歳早期退職者募集の全社通達を見て、終身雇用は本当に終わったんだとやっと気がついた

キリンの早期退職募集のニュースが話題を読んでいますが、きっとこのニュースは社員のリークです。

 

スクープ、とありましたね。

diamond.jp

 

手元にキャッシュがあるうちに「先行で解雇」を行って投資原資を稼ごうという意図があると上記記事で紹介されています。

 

企業名は言えないのですが、私の会社(KIRINと同じくらいの知名度はあります)でも、全社の通達で「45歳の早期退職募集」の案内が回ってきました。私はまだ三十にならないくらいの二十代ですが、周囲でもザワついてる人があまりにも少なくて、自分の会社ののんきさにちょっと驚いていたりします。

 

終身雇用の崩壊はなんとなく感じていましたけれど、こうやって書面として会社から発行されてようやく実感が湧いてきました。(まだ湧いてない人もいるみたいですけど……)

 

ちなみにこの通達「お前辞めろよ」と来るわけではありません。建前は「45歳以上の社員の新しい活躍の場を提供する」という、あたかもその人の今後の社会生活を前向きに支えるぜ! という文言と一緒に、割増退職金付きの就労支援をする体になっているわけです。まあ、辞めろよ、なんて会社がおおっぴらに言えるわけないですけど、やっぱり、ううーん、とうなりたい気持ちになります。

 

私の会社では、そういう感じの通達が数ヶ月前には来ていました。その時から「これはニュースになるだろ……」と思っていたら、予想外のところからスクープが来て、やっぱりなと思っています。キリンの早期退職募集も、結構前にはもう社内で出回っていたんでしょうね。

キリンにかぎらず、記事の中では寝耳に水みたいな書かれたかたをしていたアサヒやサッポロ、なんなら、他業種でもそうです。

 

敏い人はとっくにわかっていたことかもしれませんけれど、この記事にあるよりもずっと、早期離職の促進政策は進んでいます。

 

じゃあどうするか? というところに踏み込んでもいいんですけれど、なんとなく読み手の溜飲を下げて、解決にはなってないけれど満足させて商品を買わせるアフィリエイターチックな感じのことをするのもあれなので、これからも私は悩みますとだけ宣言して記事をたたみたいと思います。

 

どうしよっかな、これからも人生結構長いんだけど。

今回の千葉県みたいな停電は、日本全国どこでも起こりうる

千葉県の停電が長期化しています。 

 

www3.nhk.or.jp

mori-machi-diary.hatenablog.com

 

実は去年も、台風の影響での停電が発生しています。場所は浜松です。

www.sankei.com

 

私も、去年の今頃、とても怖い思いをしました。

ご飯は作れないし、夜はずっと暗くてパソコンも使えず、スマホの充電もできません。

ただ、たまたま社員寮にてご飯を確保でき、会社に発電設備があったおかけでなんとか生き延びられました。ただ、もし自分ひとりだったらと考えるととても恐ろしいです。

 

その時、災害に対して備えよう……! と強く決意したはずだったのですが、先延ばし癖がたたって今まで何もせずにおりました。

 

今年は千葉で同じような事が起きました。最近は台風だけでなく大雨、当然地震のリスクもあります。頭ではわかっていたことですが、今回のニュースでよりいっそう強く感じました。

 

当たり前ですが、備えようかなあと思います。

 

 

 

 

全くアイデアが出ないときは、ペンを咥えて鏡を見るといいのかも

不機嫌なときや不幸なとき、私たちは直感のきらめきを失ってしまう(ファスト&スロー  第5章 認知容易性――慣れ親しんだものが好き より) 

 

機嫌のいいときは、直感のきらめきが手に入るということです。 

 

2009年の論文で、人間の感情(普通、楽しい、悲しい)によって、物事のつながりを見出す精度がどの程度影響を受けるか調べた研究があります

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/12930470

原著論文もありました。

 

検査前に楽しいことを考えると、ある単語間のつながりの有無を直感的に判断できる指標(直感指数)が通常の被験者に対し二倍になります。

しかし、悲しいことを考えた場合には、つながりを直感できなくなってしまうようです。

 

イデアというのは、異質なものの間の共有点を探し、組み合わせることで出来上がってきます。

 

十分な材料を集め、さあ統合してアイデアを作るぞ! という段になったときは、かなしい気分でいると全くうまくいかないということが示されます。

楽しい気分でいたほうが、物事の共通項目を「直感」しやすくなる。程度で言うと、普通の気分でいるときのの二倍。

しかも、作業前に楽しいことを考えるだけでいい……!これは便利なチップスです。

 

ここまでわかっていれば、後は楽しい気分になる方法を考えるだけです。

 

リラックスしてお笑いの動画見てみるとかですが、私のオススメは、

 

「ペンを咥えて鏡を見る」

 

ことです。

 

なんでかといいますと、記事のインパクトが大きくて楽しそうだなと思ったからです笑

 

人の心と体は文字通り密接につながっていまして、笑顔になれば自然と楽しい気分になります(これにもいろいろな研究結果があるようです)。

まず、ペンを咥えて笑顔を作ることで、無理やり楽しい気分になります。

そしてペンを咥えた自分の姿を鏡で見て、吹き出すと同時に咥えたペンを落としてしまうところまでが一セットです。

 

ペンを拾ってデスクに戻ったとき、ちょっとは愉快な気持ちになれているんじゃないでしょうか?

 

そういうわけで、あまり知人には言えませんが、私も小説のアイデア出しとかをするときには、そんな感じのことをやってみよう思っています。

 

参照元の本はこっちの記事で紹介しています(ファスト&スローを日常に役立てる系の記事、第一弾です)

 

youmizuno.hatenablog.com

 

いいアイデアが出るといいですね(他人事)

 

では