狐の嫁入り

小説創作ブログ! のつもりでしたが、なんかだいぶ違う気がします……

【R18】最高のエロ漫画家は誰だ?

以下、R18漫画をひたすら紹介した文章になります。画像はすべて全年齢指定のものであり、記事的にもそうですが、苦手な方や内容が不適切な方は別の記事をお読みください。

 

 

 

「私の気に入った、おすすめR18漫画家」をひたすら羅列していこうと思う。

 

近年のエロ漫画はただ過激なシーンを羅列するだけにとどまらず、人物の性格/背景/シチュエーション/ストーリー構成まで、一般漫画の短編に引けを取らない出来のものが多くある。話を考え、絵を書き、読者を最高に興奮させる……そんな尊い職業の方々はあまり表で目立つことはないが……きっとそれ相応の収入を得、さらなる創作の原資としているであろう。

 

さて、前置きは長くなったが、以下に、私の備忘録を含め気に入ったエロ漫画家をひたすら列挙していいく。私の性癖はできる限り推測されないように選定するのが書き手と読み手双方にとっての幸福と思い、最善は尽くすつもりだが、少々の粗相はご容赦願いたい。

 

①あゆま紗由 

画像はタペストリーのもの。 

 

「純愛いちゃラブ」という葉ががっつりはまるこの作家は、大きくてきれいな瞳をし、可愛らしく、自分の感情を相手に一生懸命に伝えようとする純粋な女の子が多く登場させるのが特徴。小動物みたいに保護されるばかりかに見えたおとなしい女の子が、二人きりになったとたんに、恥じらいながらも獣のごとく相手を求めてくる。

いかにも漫画!という感じの顔やキャラ造形ながら、体の曲線やラインは怖いくらいになまめかしく、純粋な気持ちや子供っぽい考え方をしている癖に、大人なんて目ではない体をしている……現実の女を知らない男の妄想をまるまる具現化したかのような女の子が、これまた男の妄想を具現化したようないちゃいちゃらぶらぶストーリーが展開する。

従順な妹が、文字通り犬のように主人公の兄に甘え、その理性を吹き飛ばして快楽に身をゆだねさせてしまう「忠犬はちこ」が有名だろう。ネット界隈でも時々見かける。

短編漫画を集めた「純愛まにあっく」は、ひたすらにいちゃラブが繰り広げられる稀有な単行本。URLを張りたかったが、削除されてしまう可能性があるので載せられなかった

……著者は超然のことながらラノベのイラストも多く手掛けている。そちらも可愛いけれど、やはりR18指定のかかったイラストでの、肌色だらけの少女の破壊力がえげつない。

きっと幼いうちに読んだら異常性癖を身に着けてしまうだろう。

 

②Hamao 

 

 画像はラノベの挿絵だが、がっつりエロ漫画雑誌にも話を載せている作家である。作品点数も非常に多く、この業界ではおそらくかなり経歴の長い作者だ(…間違ってたらごめんなさい)

あゆま紗由は「素直で可愛い女の子」を、素直で可愛い感じに漫画的なデフォルメを繰り返して、理想的な虚像を作り出した。萌えとエロを入れ込んだ、まさに「作り話」だった。だが、Hamaoの作風はそれとは真逆だ。登場人物は皆、各々のエゴや葛藤を抱えており、時にはお互いの利害が絡み合い激しくぶつかり合う。人物の感情の動きはリアルさを感じさせ、まるで実際の性行為はこんな風に展開しているんじゃないかと錯覚されるほどである。

リアルな人物造形、心の揺れ動き、葛藤、それでも、最後には性的な快楽にすべてをゆだねてしまう。純愛な話も、背徳的な話も幅広く書ける。その活躍はエロ漫画家を超え、ており、もはや一流のストーリーテラーと呼んで差支えないだろう。私はあえて、エロ漫画界の宮部みゆきと(著者はたぶん女の人だと思うのだがよく知らない)と言いたい。異論は認めよう。

最初は嫌がっていた女の子が、あれよあれよと主人公の口車に乗せられて、最後は身も心も主人公にゆだねてしまう「TIny Heart」や「Love me tender」、お隣の女子大生の寝込みを襲おうとしたら、お金を取られた上で逆襲されてしまう「リリス」など、お気に入りはあげればキリがない。

さっそく読み返したい気分になってきているが、ぐっと抑えて先に進みたい。

 

③藤丸

twitter.com 

……画像が見つからなかった。

 

エロ漫画家のトリックスターだ。

登場人物は、一風変わった考え方やこだわりを持っている。どうしてこんなことを思いついたんだという気分になるような、日常とは少しずれた奇抜な世界で物語が展開する。皮肉の効いた設定や、登場人物がボケとツッコミを繰り返すなど、ところどろこ笑える要素も入れてくる。有名なのは、売れっ子ミュージシャンの性生活を充実させてさらなる高みを彼に目指してもらおうとする、ちょっと変わった芸能マネージャーが主人公の「Life is a battle Field」だろう。ちょっと変わった設定、変わった登場人物たち、最後には、ちょっとだけ幸せなエンディングが待っている。独自の世界観で一風変わったストーリーを展開する作家だ。

なぜか着ぐるみ熊(♀)に食べられ、着ぐるみの中で命が果てるまで冒され続けてしまう「グリズリー」、帰省のたびに一日行為を求めてくる可愛い女の子をひたすら相手にし、後半ページの肌色割合がとんでもない「帰省サバイバル」などの短編がある。

トリッキーな設定を思いつき、つい引き込まれるストーリーを描くことができ、そして登場する女の子たちは例外なく可愛い。神はこの作家に、いったいいくつの祝福を与えたのかと感嘆せずにいられない。

 

クジラックス

twitter.com

また見つからなかった……

エロ漫画界の問題児ともいうべき人だ。

死ぬほど有名になった「ろりともだち。」に代表されるように、作中には小学生ほどの無垢な女の子が容赦なく、気持ちの悪い大人の玩具にされる。読んでいてえげつかいほど気分が悪くなる。女の子の苦痛や気持ちなんて一切無視して、大人の男がひたすら自分の快楽のみを求める構図に嫌悪感を覚えない人はいないだろう。だが、その男と自分には、どの程度かはわからないが共感する部分もあり、それがこの話をさらに後味の悪いものにする。

容赦ないエロシーンは、マイナスを振り切っていっそ芸術的と言えるほどだ。

……あまり読み返したい話を書く方ではないが、そういう話を書き続けるメンタルを保ち続けてる人がいるという事実に自分は驚愕している。

 

 ⑤へんりいだ 

 

幼くて可愛らしい絵柄と思わせて、ハードな行為をこれでもかとばかり描く作家。「ロリビッチ」を描かせたらこの人の右に出る者はいない。

上記リンクはライトノベルの表紙だが、ここから漂う不穏な感じはなんだろうか?

この作者の描くヒロインは皆幼く、そのくせに大の大人以上に性への知識と経験を持ち、大人の男をやすやすと手玉に取って見せる。あまりにも衝撃的過ぎるキャラ造形は、そのカラフルで可愛らしい絵柄の想像を容赦なく打ち砕くだろう。

単行本「おんなのこぱーてぃ」は、その柔らかい響きとは裏腹にハードなエロ描写が延々と続くとんでもない短編集である。一編読めばもう三日はいいか……と思わせる濃厚な描写が恐ろしい。

背徳的な快楽と闇。この作者の描くカラフルなイラストの裏には、どろどろした黒い何かが隠れ潜んでいるように思えてならない。

この漫画が癖になってしまうとしばらくは抜け出せないだろう。

 

⑥石恵 ※18/9/5追記

 

「石恵塗り」という用語が誕生するほど、圧倒的な肉感を表現する塗りが超有名な作家。オリジナルよりもToLoveる やリゼロやら、二次創作系の作品が多い印象を受ける。ToLoveるに関しては、原作漫画の一シーンの塗りを作者から依頼される等、「エロ絵の塗り」について絶大な信頼を寄せられている。

画集はめちゃくちゃ可愛いのでおすすめ。

 

今年、彼(彼女?)原画彩色を担当したゲームが出るらしい。

nekowork.com

 私は買おうかどうか本気で悩んでいる。→買いました(19/11/24追記)

 

緑のルーペ ※18/9/14追記

 

「可愛くてほわっとした絵柄だけれど、みんながみんな心理的に追い詰められて発狂する」

 登場人物をひたすら心理的に追い込んでいくスタイルが素敵な漫画家。中でも一番闇が深いのがこれ「青春のアフター」。あらすじはこんな感じ。

オトナになった僕の前に現れたのは、高校生の時に目の前で消えた、大好きなあの娘だった――。
女子高生の姿のまま現在にタイムスリップしてきたさくらと、さくらへの想いを心の片隅に残したまま32歳になった鳥羽、
そしてその彼女・みい子の歪んだ同居生活が始まる…。(Amazon商品紹介)

32歳になった主人公男の鳥羽は「みい子」という結婚を目前にしたおっとりとした優しい彼女と同棲している。そこへ、高校時代に強い思い出を抱いたまま失恋し、その後会えなくなった「さくら」が、当時の姿のまま現れる――

主人公は、「当てがないから」という意味不明な理由でさくらを住み込ませたり、頼れる人がいないからと自分に言い訳をしながらいろいろお世話したりする。何も知らないさくらは主人公に依存するしかなく、主人公もそれをいいことに、それでも自分に言い訳をしながらさくらと深くかかわるようになっていく。

半分不倫し、16歳下の子を社会的に依存させ、自分も過去の恋愛の沼にずぶずぶハマっていく。「青春の後始末」とまで表題で紹介される本作。主人公は明らかに後始末ができていない。

私はこのあらすじをみて絶対読もう! となり、案の定一気読みだった。

「そのトイレは故障中です」とか「ガーデン」とか、どんどん心理的に何かにハマっていく、共依存になる、とか、もろくて弱い人の心を描かせたらこの人を超えるエロ漫画家はいないのではないか。それが「緑のルーペ」だ。

「青春のアフターは最高の心理小説」

という言葉を流行らせたいと私はひそかに思っている。

 

⑦MだSたろう

 

ツイッターのタイムラインに流れてきた画像に一瞬でやられた。

褐色でなまめかしい、そして滅茶苦茶可愛い女の子を描かせたら随一、褐色ロリという罪深すぎる性癖を身に着けてしまうこと請け合いの漫画家だ。

女の子は皆褐色、可愛く、何度も何度も楽し気に求めてくる。その姿は、幼い子供のころの戯れを思い出させる。

COMIC BAVEL に短編を寄稿しており、下記リンク先で読める(リンク先はR18指定の画像なのでご注意を)。私はリアル知り合いにもこの一編を読むことをひたすらお勧めしている。

ストーリーには重きが置かれていない。ただ、可愛い女の子と楽しく、長く、ありとあらゆるシチュエーションで交わる。年齢も性格も様々。ただし、全員褐色というこだわりだけはブレない。褐色いちゃらぶというジャンルでひたすらに突き詰めるその姿勢には敬意を表せざるを得ない。

 

 

⑧なぱた

www.pixiv.net

画像を貼り付けられず大変申し訳無い。

アマゾンで「好きだらけ」の試し読みができる。基本的には仲のいい男女がいちゃいちゃし続ける漫画。怖い、無理やりといった要素はなく、繊細なタッチの愛らしい登場人物がイチャラブし続ける

普段おとなしい彼女が積極的に迫る様子が可愛い「あれから」、や、南国の旅行先で身元の知らない褐色少女と、観光もおろそかに愛し合う「バカンス」あたりが至高である。

 

 

私はまだこのジャンルに関しては未熟であるが、新参も玄人も含め、より幅広くの知見を得たいと思う次第だ。皆様のご意見ご感想、「こんなんじゃ全然最高の漫画家なんて見つかんねーぞ!」と思われる方は、ぜひともいろいろ私にご教授いただきたく。