狐の嫁入り

小説創作ブログ! のつもりでしたが、なんかだいぶ違う気がします……

サリンジャーはおすすめ

英文学作品を読みたい方に、サリンジャーはなかなかおすすめです。

 

比較的若い時分の人物を取り扱っていて幅広い年代の方に楽しまれ、世界的に有名になった「ライ麦畑でつかまえて」の著者です。

 

また、とても寡作なので、著作を読み切るのがわりと容易という事情もあります。

 

ライ麦畑でつかまえて

「このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる/ハプワース16 1924 」

「大工よ、屋根の梁を高くあげよ/シーモア-序章-」

ナイン・ストーリーズ

 

ストーリーは難解なものもありますが、50ページを切るような短編ばかりなので、読み切るという観点から言えばわりと楽かもです。後、短いので深読みするのも解釈のために読み直す負荷も少なめです。

 

短い時間にさらっと読め、解釈や議論の余地もたくさん残る作家と思います。未読の方は「ライ麦畑でつかまえて」あたりからぜひどうぞ。

「Strength Finder」は文理選択の指針として役に立つと思う

最近、「Strength Finder」という自身の行動特性を分析してくれる診断をやりました。自分にどんな学問が向いてるかも教えてくれるんですが、

「哲学、文学、心理学を勉強しましょう」

とあって、今更言われてもだいぶ遅いな……と思った記憶があります。

 

過去の選択が正解だったか誤りだったかを議論するのはあまり意味のないことと思いますが、人生の後輩たちのために、過去の自分へアドバイスを送っておくのはわりと悪くないと思っています。

 

文理で分けるのはナンセンス、という意見もありますが、まあ制度に文句を言ってもなかなか変わるものでもないので、今の制度の中で最適な答えを選ぶことに注力するのが一番です。

 

好きなもの、とか、得意なこととか、そういうアドバイスは色んな人がしてくれると思います。

皆が言うようなことと同じようなことを伝えても仕方がないので、おそらく他の人があまり言わないような、そういう視点を一個提供したいと思います。ひとつだけです。

それは

 

「科学的知見に基づいて、自分の特性を把握しよう」

 

です。

 

平たく言えば、この診断ツール使えばいいよ! ということです。

自分の得意なこと、苦手なことを統計的な視点から教えてくれます。私の知る限り、一番客観性の高い自己診断のツールだと思います。

大抵の人は、感情や感覚で物事を決めてしまうので(それでも結構悪くない選択ができるとは思っています)、こういう視点を持ち込むと、ちょっと考え方も変わるかもしれません。

 

https://www.gallupstrengthscenter.com/home/ja-jp

 

あくまで参考ですが (情報が多ければ多いほど迷うというデメリットもありますが)、かなり強力なツールと思います。試してみるのはいかがでしょう。

 

本で買うならこちら

 

日本語タイトルがちょっと胡散臭いんですよね……学生の頃の私は、なんとなく手に取れなかったです。

会社で紹介されて初めてやったのですが、結構参考になる内容だったので、ここで共有しておこうと思います。

 

記事タイトルを「文理選択の指針」としたのは、自分が高校生の時やってみてかった……という思いがあったからです。どなたがやっても結構楽しめますし、自分を客観的に見る情報のひとつになると思います。

 

興味がありましたらぜひぜひ。

 

※追記

私の診断結果も、そのうち参考として書こうかなと思っています(書かない可能性もあります)

お金の掛からない休日の過ごし方

参考までにどうぞ。

ただし、初期投資は除きます。

 

①サイクリング

ただ自転車に乗っているだけと侮るなかれ。風を切って走るのは快適ですよ。程よい疲労感で夜はよく眠れます

初期投資は三万円〜くらいだと思います。

 

②ランニング

身一つでできるので楽。誰もが真っ先に思いつく時間の潰し方です。

運動できる服と靴で、初期投資は一万円〜くらいですかね。

 

③筋トレ

ターザンとか買って実践するといいんじゃないでしょうか

 

④図書館に行く

私のイチオシ。市立図書館っていい感じに整備されているし利用者もおとなしいので、大変落ち着けます。

読書は時間を食いますがお金はかからない趣味です。最近のおすすめは「二人の妻を持つ男」です。読書会の重鎮っぽい人からもらいました。面白かったです。

 

ショートショートを書く

ネット小説隆盛の時代なので、あっちこっちで大小様々な賞が乱立しています。書いてみると意外と楽しいかもしれません。

読書猿さんのウェブページには書き方が載っているのでおすすめ。

 

⑥お散歩する

なんだか退職後の過ごし方みたいになってきましたね……今の時期は日差しが強いので日焼け止めとかいるかもですねえ……

 

⑦楽器の練習する

私は全然うまく引けないんですけど……できる人には意外と簡単らしいですよ。私は運動音痴なので楽器もちょっと苦手でした……初期投資は三万円〜です。

 

Youtubeで動画を探す

現代人の暇つぶしって、きっと動画鑑賞なんでしょうねとか思いました。

 

⑨お絵かきする

とりあえず自分の左手の写生とかから初めたらいいんじゃないでしょうか。

後、スケッチブックは一冊買っておくと世界が広がる感じがします。余白とはいいものですね……!

 

⑩寝る

思い切って一日を無駄にするのも悪いことではないと思います。

人間は生きてるだけでお金かかりますしたまにはこういうことがあってもまあ。

 

⑪キャンプ

初期投資はテントと寝袋で一万円〜

ゆるキャン△とかで勉強するといいと思います。

 

世界中の人が情報端末を手にしてアクセスできるようになった昨今、人々のひまつぶしはネット上に溢れたジャンク情報で遊ぶことなのかなあ……という感じがしました(これってブログ書いてる自分を思いっきり皮肉ってることになりますけど……)

 

ふっと思ったんですけど、お金のかからない趣味=ほぼ独りでできる趣味

であって、やっぱり人との関わりを保つのにお金(=社会的資本)って不可欠なんだなあと思いました。

 

どっちががないともう片方も手に入らないって、なかなか残酷な現実に思えますけどどうでしょう。

 

 

そう思うと、会社って暇人のための救いな気もします。自分の時間を引き換えにすることで、人間関係とお金が入ってくるわけですから、投資対象としてはまあ悪くないのかもしれません。

買ってよかったものリスト (おすすめの賞与の使いみち?)

友人と徹底議論しました (そこまでしてない)。

というか、私がおすすめしたものです。

 

そこそこ値段はするけれど、買うと確実にQOLの上がるものがいいと思います。

 

クロスバイク

普通の自転車しか乗ったことがなかったので、初めて買ったときはびっくりしました 軽い! 速い! 楽しい! 

自ずと外に出かけたくなります。健康増進にもぜひ。

ただ私の場合、外に出しっぱなしで錆びてしまったので……管理はちゃんとしましょう。

私が買ったのはこれ。コスパは本当にいいと思います。

 

②クロームパット

ITに詳しい友人に教えてもらったASUSのパソコン。

とても速い、とても軽い、操作性も凄く高い。少し変わったパソコンで、ブラウザしか入っていません。データはすべてクラウド上で管理します。文章書きの方には、マックとかポメラよりもずっと使い勝手がいいです。

余計なソフトが入っていないので、とても安い。必要最低限の機能でいいと思っていた私にはぴったりでした。

しかもこれ、四万円切ってるんですよ! 普通のノーパソはこんなに安く変えません。普通のユーザーにとってコスパ最強と思います。

 私はこいつで小説と記事を書いています。はかどります。

 

③寝袋

後輩に誘われてキャンプに行き、その後ノリで買ってしまったもの。その後キャンプに行っていないのですが……意外と活躍の場があります。

車の長距離旅のときとか、突然友人の家に押しかけるときとか、意外と重宝します。それと、これは「防災グッズ」でもあります。手元に持っていて損はしないんじゃないかな。アマゾンでは一万円を切ってる安いものがあるので、そのあたりからどうぞ。

 寝袋、買ってみるととても安いです。いいものは物凄い値段しますけれど。

 

④ホワイトボード

何か思いついたときにメモできるのって便利です。(それだけ)

 知的生活のお供に。私としては黒板に憧れるんですけど、掃除大変そうですだなあって……

 

⑤ハエたたきラケット

ネットの部分に電気が通り、触れた蚊やハエを一撃で始末します。 

周りに蚊が飛んでいて鬱陶しいので……虫に悩まされてる方は環境が劇的に改善するのでおすすめ。実家に置いてきてしまったので、今から買おうかなとさえ思っています。 

 

私が買ってよかった……と思っているのはこのあたりです。

賞与の使いみちとしてはちょっと安上がりすぎる気もします……だいたい私はほとんど本とお菓子と交通費と外食代くらいしか使わないのでちょっと特殊ですが。

 

何か面白いお買い物があれば教えてください。

ぶっちゃけ村上春樹はよくわからない

ハルキストが騒いでいるのを見ては「ハッ」と斜に構える学生時代を送ってきましたが、社会人になって丸くなりました。

 

ただ今読んでも

「何が面白いのかわからんぞ……?」

となるので困ります。

 

私が読んだ春樹作品は以下です。

 

海辺のカフカ

主人公がなぜが重い石をずっと動かそうと頑張っていて「???」となった記憶があります。

 

1Q84

未成年とS○Xって、あんまりよくないんじゃないかなあ……二巻までで挫折しました。

 

「ねじ巻き島クロニクル」

変な生き物の話をずっとしてたわりに全然出てこなくて「???」となっていました。

 

「色彩を持たない多彩つくると巡礼の旅」

これはちょっとわかりました。エピソードというより、誰も指摘しない事実(「自己啓発セミナーは社会への忠誠心を上げてしかも金を取る仕事だ」みたいな)を書いているところが好印象でした。

 

 

いつか「村上春樹の楽しみ方」という記事を書きたいと思います。

小説の続きが書けない理由

いろいろ思い当たるのはこんなところです。

ひとまず、原因に名前をつけましょう。

 

①書くものがない

そもそも、料理するにしても材料がないというパターン。物語を構成するものは「人物」と「アクション」であり、アクションの元には必ずバックグラウンド「登場人物の人となり」が存在します。

必ずしも事件やイベントでなく、例えばその人物がどんな人か(性別、友達の名前、嫌いなこと、今の悩み等など分解していけばいくらでもあります)がよくわかっていない。

⇨対処:

主人公の悩みや屈託を最初に考えましょう。

そうすると、ひとまず解決する課題ができるので、物語を転がすきっかけになります。主人公の行動や書きたい場面に合わせ、適宜人物や背景を追加していくといいと思います。

 

②書き方がわからない

頭のなかに人物の具体的な姿があり、終わりまでの道筋も見えている。だけどどうやっていいかわからない。そんな人がいるとするなら、物語のフレームワークを使ってみるのがいいと思います。

⇨映画脚本の本を読んだり、小説講座に通ってみたりして、書くための手続きを習いましょう。

 イマジネーションがあれば、後はフレームに乗っ取り書くだけです。

 ストーリーのフレームワークは映画脚本の本を参考にすると手っ取り早い気がします。

 

 

③恥ずかしい

これはある意味一番の敵

⇨自分を馬鹿にする人の顔を具体的に思い浮かべて紙に書き、ゴミ箱に捨ててみる。

ふわっとした悩みには、こういう一見スピリチュアルな手法が効力を発揮することもあります。

 

描けない原因としては、

①材料の不足

②技術の不足

心理的な抵抗

の三つがあるかと思います。

 

自分がなぜ書けないか? と悩んだとき、その原因はこの三つのうちどれに近いだろう? と考えると、意外とヒントになるかもしれません。

「小説が書けない……」という悩みに「とにかく書け」というのは何も答えていないのと同じである

私は大学時代に体育会のマネージャーをやっており、こんな名言を聞きました。

「できるできないじゃない。やるんだ」

心の持ちようとしては正しいですが、あまりに脳筋です。

 

 

スポーツだけでなく、こういった状況はあらゆぶ分野で散見され、小説もそう。小説講座の講師が

「書けないといっているやつに言えることは何もない」

だなんて! 駄目のコーチの典型です。

 

「その問題は難しくてできません!」と言っているのと同義です。

 

こういった問題へは、

①問題に名前をつけ

②原因を探り

③対処法を探る

というアプローチが一般的です、②ができれば問題の八割は解決したも同然ですが、世の中の八割のことは②のフェーズを脱することができないというのもまた事実。そこが仕事人の腕の見せ所です。

 

小説が書けない理由については、なんとなくその正体がわかってきた気がするので、そのうち書きます。

 

頑張ります。